ボルジア家の毒殺

「ボルジア家」愛と欲望の教皇一族、というDVDの紹介です。カナダ、アメリカのTVドラマだったので、40分で一話。それが全部で9話。 イタリア、ルネサンスの時代、教皇(ローマ法王)をつとめたボルジア家の話。 時代を再現する豪華な背景、荘厳な教皇庁ヴァチカン、衣装で50億円かかったそう。40分×9は長いけれど、スキャンダラスな話なので、引き込まれてしまう。主役の教皇はジュレミー・アイアンズが…

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ジャコメッティ 最後の肖像

細長い人物の彫刻で有名なアルベルト・ジャコメッティは、2017年に回顧展が国立新美術館で開催され盛況だった。この映画は2017年制作、日本公開は2018年だった。アルベルト・ジャコメッティは、父が著名な画家ジョヴァンニ・ジャコメッティ、弟ディエゴも彫刻家である。小さい時から父に手ほどきを受け、絵も上手い。特に晩年は、絵を熱心に描いていた。アメリカ人作家のジェームスは、パリからの帰国直前、…

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映画「セザンヌと過ごした時間」

コロナでのオンライン仕事は終わり、出勤が始まったけれど、時差通勤なので、ほっとしています。今日から県をまたいでの移動も可とのことですが、復帰は徐々になんでしょうね。梅雨に向かう季節、マスクは暑くて嫌だけど仕方ないですね。 「セザンヌと過ごした時間」、原題は「Cezanne et Moi」セザンヌと私。私=文学者のエミール・ゾラ 。ゾラをギヨーム・カネ、セザンヌをギヨーム・ガリエンヌ…

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映画「ゴーギャン タヒチ、楽園への旅」

コロナでの外出自粛の日々、DVDで美術関連の映画を見ました。 ゴーギャンは、ゴッホの耳切り事件の後、ブルターニュ地方のポンタヴェンに滞在し、仲間と共に制作をした。その後、タヒチ島へ行き2年間暮らした。パリに戻り、金銭の用意をして、再びタヒチに行き、死ぬまでそこで暮らした。この映画は、最初のタヒチ滞在の2年間の記録になっている。 株式の仲買人として生計をたて、趣味で絵を描いていたゴーギ…

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映画「死と乙女」エゴン・シーレ

2017年公開のオーストリア映画、DVDで見ました。 「死と乙女」は、エゴン・シーレの半生を描いた伝記ドラマ。 なんとタイムリーな! シーレは28才で、流行のスペイン風邪で亡くなったのだ。1918年、第一次世界大戦の末期のウィーン。暗い緊張感に覆われた時代。スペイン風邪で重篤のエゴン夫妻を妹が訪ねる場面から始まる。介護をする人はマスク必携。マスクは紐を耳にかけるのでなく、覆面のように…

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