「英一蝶 」展

サントリー美術館で開催中(10日まで)の「英一蝶」展に行った。 これが展覧会のちらし。楽しく動きのある絵。江戸時代の風俗画。以前、サントリー美術館で見た「久隅守景」の地味さと正反対の華やかさ。狩野派に学んだ確かな筆致だが、瞬間をとらえた表情の滑稽さに惹かれている。しかし、たくさんの絵を見る機会がなかったので、サントリー美術館で「英一蝶展」開催と知り、年会員申し込みをしパンフを見なが…

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物、ものを呼ぶ 伴大納言絵巻から若冲へ 出光美術館

「若冲の象の絵を見たいから一緒に行って」と友達に誘われたが、仕事が忙しく、出かける余裕がなかったので、「若冲の象は2回見たからいいわ」と断ったら、数日前に再度のお誘い。「出光は工事でしばらく閉館になるから、お宝、全部、見せますのすごい展覧会。象以外にも名品ぞろい」。それでは、と出かけたら、すばらしかった!20日(日曜)まで。 ふたつの国宝「伴大納言絵巻」と「古筆手鑑「見努世友(…

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吉原展

芸大美術館で開催中の「吉原展」に行った。「歌舞伎が好きなあなたなら、絶対面白いはず」と浮世絵好きの友達から誘われて行った。吉原は、江戸時代、幕府公認の遊郭で、場所は浅草。浅草寺の北1キロ、周りを堀に囲まれた横330m、奥行き250mの四角い閉ざされた場所だった。四方を塀と堀に囲まれ、入口が大門ひとつだったので、遊女たちは遊郭外に出ることができなかった。 250年続いた江戸の吉原は、他の遊廓とは…

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町田市立国際版画美術館

町田市立国際版画美術館は、世界でも数少ない版画専門の美術館で収蔵作品も多い。浮世絵、新版画(大正~昭和の木版画)だけでなく、デューラー、レンブラント、ゴヤ、マティスなど海外の作品も多い。どんなものを所蔵しているかは、ここ*をクリックしてみてください。所蔵品を全部一度に公開することはなく、企画展で少しずつ展示している。 町田市に住んでいる従妹と2017年に「浮世絵大公開展」を見に行ったとき以来の…

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神坂雪佳展

18日で終わるので、汐留のパナソニック美術館へ「神坂雪佳展」を見に行った。このかわいい犬の絵とか下の金魚の絵は、どこかで見たことがある人もいると思う。 この金魚は、丸い金魚鉢に入ってるので、凸面の効果でこんなふうに見える。これ、一度見たら、忘れられない。 神坂雪佳(1866-1942)は、明治から昭和にかけ、京都を中心に活躍した図案家・画家。16才で四条派の絵画を学び、23才で図案家の岸…

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