ブランクーシ展(アーティゾン美術館)

アーティゾン美術館でのブランクーシ展、7月7日までです。遅い紹介ですみません。 彫刻家コンスタンティン・ブランクーシ(1876-1957)は、ポスト・ロダンと言われて久しい。ルーマニア出身で、ロダン工房に助手として入ったものの、「大樹のもとでは、何も育たない」と1年ほどで工房を離れた。 ブランクーシは、ロダンへの反発もあり、石の塊から形を直接彫り出す直彫りの技法で作品を制作した。チラ…

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源氏物語の衣装展

昨年オープンした丸紅ギャラリー。 丸紅は、繊維が得意な商社から出発したので、 源氏物語の衣装、十二単を描写された文章から調べ、研究し、再現、現代に蘇らせた。 生糸を晒し、より、染め、織り、物によっては刺繍を施し、仕立てて再現。これを実践女子大服飾学科の協力で6年かかって完成した。 まず、色が美しい。 実際に着て座っている時のようすなので、畳ニ畳分を使っている。百人一首のお姫様の…

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日展

東京では今日で終わりですが、この後、京都、名古屋、神戸、大阪と巡回する「日展」に行った時の感想を。 会場は、六本木の新国立美術館。1階と2階、部門別にいくつもの部屋を使って開催される大規模な展覧会。その年の入選作と会員の作品が展示されている。 1,彫刻部門 2,工芸部門 工芸部門は、分野が多い。テーブルの上にあるのは陶芸作品や鋳金作品で、壁にかかってるのは、絵でなく、染色、漆…

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三沢厚彦の「アニマルズ」展

9月、会期終わりの「三沢厚彦アニマルズ展」、千葉市美術館に行った。千葉市美術館は、昭和2年設立、旧川崎銀行・千葉支店のギリシア神殿ふうの堂々たる建物を保存して改築された。列柱は渦巻模様のイオニア式。昔の入り口に鎮座するのは、今回の展覧会・三沢厚彦の「ライオン」で、丸の内仲通りに展示してあったとき、一目見て、好きになった彫刻。 新しい入り口は、こちら。展覧会の案内がある。 シャンデリア…

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マン・レイ展

千葉県佐倉市の「DIC川村記念美術館」へ「マン・レイ展」を見に行った。「どこかドライブに行きたいわ。千葉の車じゃないと行きにくい美術館は?」M子さんの車で美術館へ。高速の佐倉で降りたら恵比寿から1時間ちょいで着いた。DIC(旧大日本インキ)の研究所がある広大な土地なので、緑が多く気持ちが良い。 開催中の企画展は「マン・レイ」展。メトロノームの針に、こちらを見つめる目がついて面白い。…

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