パリのモンソー公園

モンソー公園は、凱旋門から徒歩15分くらいの距離にある美しい公園。高級住宅街の一角にあり、もともとはオルレアン家の所有だったのをパリ市が買い取った。金で装飾された立派な門。 中に入ると、広い! 緑一色の奥に白い彫像が見える。 モネは、この公園をとても気に入り、「モンソー公園」というタイトルの絵を6枚残している。カイユボットの作品にも「モンソー公園」がある。モネの「モンソー公園」1876年 泉…

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亀戸天神の藤の花

「亀戸天神」の藤の花を見に行った。私は東京育ちなのだけど、亀戸はうちから遠いので、今まで行ったことがなく、今回が初めて。広重の「名所江戸百景」に描かれている太鼓橋と藤の花。この絵を何度も見ているので、かねてから行ってみたいと思っていた。太鼓橋の前景に藤の花がかかり、右に松、池に鳥 という構図。 実際は、こうだった。太鼓橋は赤く塗られていた。しかも鈴なりの人、人、人。右の藤の花が角度によって…

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パリ郊外カイユボットの別荘での展覧会

 昨年12月に、ブリヂストン美術館へ「カイユボット展」を見に行った記事を書いた。そして、4月5日からパリ郊外のカイユボットの別荘で開かれる展覧会に行きたいと思っていた。今年はカイユボットが45歳で亡くなってから120年。30才から35才までの間、イエールでの暮らしの様子と風景画を80点描いた。4月5日展覧会初日、丁度パリにいたので、イエールに出かけた。郊外電車でパリ・リヨン駅から20分ほど。イエ…

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シスレーが住んだモレ・黒田清輝が住んだグレ

 シスレー Alfred Sisley(1839~1899) はパリで生まれた風景画家。印象派のルノアール、モネ、ベルトモリゾらと共に活動をした。1880年代から、セーヌ川の支流であるロワン川流域のモレ・シュル・ロワン(Moret sur Loing)の景色を多く描き、亡くなるまでの20年間そこに住んだ。「モレの橋」1893年 オルセー美術館半円形の水道橋のような橋、塔のある古い館、ポプラの木、…

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ルーベンスの家

 ルーベンスの家は、ベルギーのアントワープにあります。ルーベンスは若くして成功した画家だったので、家がとても立派です。弟子もたくさんいて、自宅が工房になっていました。これが入り口。屋根には青銅の等身大の彫刻がついています。  ↓は中庭。手前の花壇は3月だったので、まだ花が植えてありませんでした。   ルーベンス33歳、結婚して間もない頃、妻イザベルとの自画像。ルーベンスの生涯に関…

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