ピカソ美術館でのピカソ以外の作品

今回、美術館に入ってすぐ、地下の部屋での展示はこれだった。「えっ、これ、ピカソ?」「ちょっと違う気がするけど、」説明書きがあったので、イタリアのジーノ・セヴェリーニ作品とわかった。セヴェリーニは、ポンピドゥーセンターで「フューチャリズム(未来派)」という展覧会を見て好きになった画家。イタリアなので楽しいし、色が明るい。壁に椅子・テーブルをさくっと描いたのは、誰のアイディアなのだろう? …

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ピカソ美術館・パリ

食べ物の話が続いたので、今回は3月に行ったパリ「ピカソ美術館」の記事で。 2018年のピカソ美術館  ピカソ美術館は、17世紀の貴族の館を改修したものなので、門を入ると石畳みの広い馬車回しになっていて城館の入口のよう。建物は3階建て。柱や壁のレリーフは往時のままで、天井や階段の手すり、床のモザイクが美しい。 所蔵作品は5,000点と多いので、毎回、何かのテーマに従っての展示をしている。…

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ポンピドゥーセンターのドイツ表現派から1920年代まで

 ポンピドゥーセンターの常設展示は5階から順に下へ降りながら見るようになっている。今回のまず最初の展示は、レジェの大きく明るい絵だった。1_フェルナン・レジェ「2羽のオウムとのコンポジション」オウムが2羽、いるのが見えますか?ここでレジェが描いてる人物は、腕がキュビズムの円錐形を脱し丸みをおび、お人形のように太くて可愛い。右側に見える高いビルは都市文明の象徴か。明るいキュビズムになっている。 …

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アルベール・カーン美術館の日本庭園

アルベール・カーン美術館は、パリの西の端にあるブーローニュの森の一角にあり、奇抜な形の建物は隈研吾の設計。 玄関横は、京都の石庭風で、建物は正倉院の校倉造りを意識している。 アルベール・カーンは、フランス・アルザス地方出身のユダヤ人銀行家で実業家。1860年、明治時代より少し前の生まれ。アフリカのダイヤや金への投資で財を成した後、若い人たちに世界を旅し、異文化を体験してほしいと奨学金を出…

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ジャン=ジャック・エンネル美術館

11時頃、ポンピドゥー・センターへ行ったら、帰る人が何人も。「本日、社会的状況により休みます」という貼り紙。E宅に帰宅後、きいたら、「社会的状況は、たぶんストライキよ。年金改革への抗議のストライキが多いから」(数日前、日本のニュースでエッフェル塔がストで臨時休業と言ってました)ポンピドゥーは広くて見るのに時間がかかるから、きょうは一日、ここで過ごそうと決めて出て来たのに、困ったなぁ。寒い日だ…

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