国立新美術館で開催中のメトロポリタン美術館展に行った。
同行の札幌の友だちが、行ける日時が限られていたので、ネットで予約をして
出かけた。
展覧会の絵の感想記事は、次回にして、まずは、ランチの写真から。
同行の札幌の友だちが、行ける日時が限られていたので、ネットで予約をして
出かけた。
展覧会の絵の感想記事は、次回にして、まずは、ランチの写真から。
この美術館のレストランは、3階にあり円形の部屋で全面ガラスで壁がない。
開放的で明るく陽が射しこむ。
通常のメニューの他に毎回の展覧会の合わせたメニューが用意されていた楽しい。
まずは、カラヴァッジョ「音楽家たち」

左から3番め、「この人は!」そう、カラヴァッジョ本人です。
西洋美術館でのカラヴァッジョ展のポスターの絵も本人がモデルだったから
見覚えあり、だった。
開放的で明るく陽が射しこむ。
通常のメニューの他に毎回の展覧会の合わせたメニューが用意されていた楽しい。
まずは、カラヴァッジョ「音楽家たち」

左から3番め、「この人は!」そう、カラヴァッジョ本人です。
西洋美術館でのカラヴァッジョ展のポスターの絵も本人がモデルだったから
見覚えあり、だった。
前菜:
「フランス産鴨のフォアグラのポワレとホワイトアスパラガス モリ―ユ添え
ソース・ポルト」
アスパラ、ふわっと温かくやさしい感触が口に入れた時に気持ちが良い。
ポルト酒のソースは、甘めでフォアグラによく合う。
テーブルの上に説明書き付きのメニューが置かれている。
説明文は、「フォアグラとアスパラの王道の一皿。艶やかに照り輝くポルト酒のソース、
絵中のなめらかな白い肌を見立てたモリ―ユ茸香る牛乳の泡を添えて。カラヴァッジョ
の作品から漂うけだるい官能的な雰囲気を感じさせます。」
「フランス産鴨のフォアグラのポワレとホワイトアスパラガス モリ―ユ添え
ソース・ポルト」
アスパラ、ふわっと温かくやさしい感触が口に入れた時に気持ちが良い。
ポルト酒のソースは、甘めでフォアグラによく合う。
テーブルの上に説明書き付きのメニューが置かれている。
説明文は、「フォアグラとアスパラの王道の一皿。艶やかに照り輝くポルト酒のソース、
絵中のなめらかな白い肌を見立てたモリ―ユ茸香る牛乳の泡を添えて。カラヴァッジョ
の作品から漂うけだるい官能的な雰囲気を感じさせます。」

次の絵は、マリー・ドニーズ・ヴィレールの「マリー・ジョセフィーヌ・シャルロット・
デュ・ヴァル・ドーニュ」
デュ・ヴァル・ドーニュ」

魚料理:
「真鯛のムニエルとノーザンルビーのコンフィ ブイヤベースのジュソース
黒ニンニクのアイヨリと共に」
説明文「18世紀後半、さまざまな分野で女性が活躍を始めたフランス。絵の中の
女性のドレスに見立てて、真鯛を大根とベーコンで包み、優しい出汁の効いた魚介の
ソースを合わせ、シンプルに仕上げました。凛とした女性らしさを表現しています。」

一見、ロールキャベツ風。直径12~3センチの大根の薄切りを皮にして
焼き目のついた真鯛を包んである。ソテーした帆立も浮かんでいる。
ピンクはじゃがいも。ノーザンルビーという品種。
フラ・アンジェリコ「キリストの磔刑」

デザート:
「ピスタチオのムースと赤い果実のシャルロット アングレーズソース」
説明文
修道士でもあったフラ・アンジェリコは三次元空間を表現した第一人者。
十字架を取り囲む人々が醸し出す空間の奥行きを伝統菓子シャルロットで仕立てて、
ピスタチオのムース、カスタードソースと甘酸っぱいベリーと共に。

「ピスタチオのムースと赤い果実のシャルロット アングレーズソース」
説明文
修道士でもあったフラ・アンジェリコは三次元空間を表現した第一人者。
十字架を取り囲む人々が醸し出す空間の奥行きを伝統菓子シャルロットで仕立てて、
ピスタチオのムース、カスタードソースと甘酸っぱいベリーと共に。

十字架はさくさくのパイ。白いキリスト(鳩かと思った)はメレンゲ。
このアイディアはいいなぁ。赤い果物はフランボワーズで、周りのソース・アングレーズ
(カスタード・ソース)が、シャルロットやピスタチオムースと合う。
このアイディアはいいなぁ。赤い果物はフランボワーズで、周りのソース・アングレーズ
(カスタード・ソース)が、シャルロットやピスタチオムースと合う。
この記事へのコメント
coco030705
1品目、「フォアグラと白アスパラ」ほんとうにおいしそう!食べたいです。
マリー・ジョセフィーヌ・シャルロット、なんてかわいいきれいな人なんでしょうね。この人の雰囲気をお料理がよく表していると思いました。薄いピンクのジャガイモが、乙女の初々しさをうまく表現していますね。
「キリストの磔刑」から、このデザートを発想するなんて、すごいですね。とっても美味しそうなデザートですね。
また東京へ行ける日が来たら、東京の美術館巡りをして、国立新美術館のこのレストランに行ってみたいです。早く行けたらいいなぁ!
ふにゃいの
フレンチいいですね。
いつも2階のカフェに入ろうかなと思っても並んでいて
あきらめちゃいます。
吹き抜けっぽくて小さな橋を渡るようなあの感じ
面白いですよね。
ピンク色のジャガイモがキレイ!
angie17
絵画に造詣が深ければ、すごく楽しめそう!
yk2
展覧会特別メニューは相変わらずユニークと云うかちょっと難解?。具象なのか抽象なのか判断がつかない・・・と思ったら、フォアグラはリュートなのね(^^;。『マリー・ジョセフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ』が特によく解らないなぁ・・・と悩んでしまい、ボキューズのサイトでカンニング(^^;。ああ~、そう云う事だったかと。ふふふ、taekoねーさんらしいわぁ(笑)。
それはそうと、マリー・ドニーズ・ヴィレールって初めて作品を目にする女流画家ですが、一見しただけでは1801年の作とは思えないですね。光と影を上手く使ってドラマチックだし、質感、配色がマットでモダン。室内ってことでハマスホイにも通じる感覚が有って、好きだなぁ、この絵。
moz
レストランは高いので、じぶんたちは地下です 笑 カフェでランチをしました。ビールも美味しかったです ^^v
Inatimy
魚料理の大根に巻かれたベーコンは絵画の中の女性のウェストにあるピンクのリボンですね。ピンクのじゃがいもは背もたれに見える布で、添えられたパンのスライスみたいなのが女性が手にしてるデッサン用カルトン・・・と読み解くのも面白く。
デザートの十字架は、なんとなく気分的に食べづらいな・・・。
TaekoLovesParis
▲Inatimyさん<カラヴァッジョ「音楽家たち」からの前菜は、ちょっと寂しい感じが^^;。> → その通りなの。絵に合わせるというお題がなかったら、緑がない!と言いたいところ。色だけでなく、形も合わせているところがすごい。モリ―ユ茸が音楽家4人の頭、置き換え作業だと思いました。
魚料理は、Inatimyさんの推理通りよ。この写真を左に180度回転させた位置で運ばれてきました。それだと中に何が入ってるか見えないし、ナイフも入れにくいから、お皿を回して写真を撮ったというわけ。
デザートは、始めに十字架のパイだけ食べちゃいました。そうすると、白いメレンゲは羽を広げた鳥のように見えて罪悪感がありませんでした。
料理人は腕をふるえて、楽しかったのでは、と思いました。
▲mozさん、mozさんもいらしたのですね!フェルメールファンのmozさんなら、フェルメールを期待して行きますよね。でも、フェルメールがダントツじゃないほど、素晴らしい作品が次から次へと、でしたね。予約が面倒だけど、並ばずに見れるのは、いいなと思いました。
地下のカフェテリア、ひとりだったら、そこに行こうと思っているのですが、久しぶりの友だちと一緒だったので、積もる話も多いから、長居できて、お料理が楽しめる3階にしました。
▲yk2さん、ポール・ボキューズ・ミュゼ、yk2さんもいらした時、記事になさってましたね。<フォアグラはリュートなのね> → ちゃんと見ればそうですよねー。私は一見して、衣装の色の流れで、リュートを奏でる少年の古代風衣装の赤い布と思ってしまいました。でも、形を見ればリュートです。フォアグラなので食べた重量感も布でなくリュートでした。
<マリー・ジョセフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ> →
この絵は、たしか「日曜美術館」で紹介されていたので、印象に残っていたのですが、絵のタイトルと作者が共にマリーで、紛らわしいし、長いタイトルで
覚えられないですよね。「絵筆を休める少女」とか「絵を描くマリー嬢」だったら、良かったのに。
この絵は1801年の制作だから、ハマスホイより100年も前なのですが、窓から差し込む光と静かな室内画、背景の色合いがハマスホイに通じるものがありますね。実際の絵は161×128と大きいので、見応えがあります。メト展、yk2さんに、ぜ~ひ、見てほしいです。
▲angieさん、絵を見て、それをお皿の上で再現するというテーマでのお料理。だから、ピンクのじゃがいもという珍しい素材も登場したりで面白かったです。苦心の作なんだろうな、と思えました。
▲ふにゃいのさん、お化け、白いからゴーストバスターズのイメージですね。
2階のカフェ、今までは混んでましたよね。私も3階のレストランは行ってますが、2階は行ってないです。いつも1階のカフェテリアです。ところが、今は、展覧会に人数制限をしているので、どこも空いてます。展覧会もゆっくり見れるので予約制、いいかも、って思いました。
▲cocoさん、絵になぞらえて料理を考える、シェフにとっては遣り甲斐があるでしょうね。どの素材でどんなふうに表現するか、味のバランスは、さらに季節感も。一皿目にホワイトアスパラがあるのは、絵の少年の腕に見立ててるだけでなく、春の野菜だから、でしょうね。そして4人の少年の頭がモリ―ユ茸、これにリュートのフォアグラ、高級素材で美味しさも保証されますよね。
マリー・ジョセフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ、こちらをじっと見つめる瞳に吸い込まれそうになりますね。まだ若い女性だけど、美しいだけでなく、画家になるというしっかりとした意思を感じさせますね。ピンクのじゃがいも、私も知りませんでした。その昔、黄色いじゃがいも「インカのめざめ」に、ほぉうと思ったけど、ピンクもあるんですね。
「キリストの磔刑」のデザートは、ボリュームもあって美味しかったです。
まん延防止、早く終わってほしいですね。私も新幹線に乗りたいです。
響
TaekoLovesParis
ナツパパ
いろいろな刺激が愉しいひと時を作り出してくれそうです。
TaekoLovesParis
ロシアの侵攻で先行きが暗い世界情勢を憂えたのでした。