この店は閉店しました。
「夜木」は、JR恵比寿駅から3分、山種美術館から2分7分、根津美術館からは
タクシーで800円。
こんな便利な場所のワインバーで、きちんと食事もできるので、時々利用する店。
はいってすぐがカウンターで、前金で払って飲むシステム。
シャンパンの写真の奥にうっすら見えているのが、オープンキッチン。
これは1812年創業の有名な作り手「ローラン・ペリエ」のシャンパン。
英国王室御用達のメゾンで、ウィリアム王子の結婚晩さん会でもふるまわれた。
ワインバーなので、ワインやシャンパンの種類は多い。
お料理は黒板に書いてある「本日のおすすめ」から選ぶと、ちょっと変わった
新鮮な素材のおいしい一品が出てくる。
写真左は、アワビのソテー。野菜といっしょ。
右はお魚のポワレ(ソテー)。上にのってる黄色いのは、「インカのめざめ」というコクが
あって甘いじゃがいも。緑は芽キャベツ。
自家製で焼き立てのテーブルパンが、おいしいので、いつも3個くらい食べてしまう。
パンはワインに合うし
お店の名前は、トルーマン・カポーティ好きの店主が、彼の短編集「夜の木」から
とってつけた名前だそう。でも、連れて行った友達に「夜木というから、文芸の香りが
する店かと思ったのに。。」 そうね、文芸の香りは微塵もなくて、ワインの香り。
「ミリュエル」ミリアムの静寂な闇に包まれた謎のちょっと怖い世界を想像しながら
静かに飲む店ではなく、都会の現実を感じながら飲む店。
ミリュエルミリアムで思い出したのは、ミリュエル・スパークの「死を忘れるな」
(モメント・モリ)。好きな本だった、何か気になる本だった。フォークナーの
「エミリーに薔薇を」も忘れられない恐怖感を覚えるストーリーの本。
「夜木」は、ひっそりと日本酒も置いている。
8月に冷やで飲んだのは、「日高見」という石巻の酒。
震災復興のスローガン「絶対負けない石巻」というたすきがけ。
お料理の邪魔をしないやさしい味だった。
この記事へのコメント
旅爺さん
今は車なので美味しいもの戴くだけでワインは・・・・ク~~~!”辛いです。
kao
お料理もおいしそう~ワインやシャンパンがすすみそうですね!!
mayu
バタバタしてまして訪問が遅れて申し訳ありません!
って、いつもこうなんですが…
でもTaekoさんのところに遊びに来ると癒され、ゆっくりした気分になれるのはTaekoさんの優しさ溢れた記事がほんわ~っとしてるからでしょうか…
いいですね、ワインバー、私も大好きです☆
大人な時間、賛成!!!
baby_pink
これからの季節は、日本酒や赤ワインが美味しく感じますが
泡はやっぱり、一年通して変わらずおいしく頂いていたいです♪
これからはお魚も脂が乗っておいしくなりますし、きのこや栗など
身体に優しい食材もいっぱい出回ってきますね。
そんな時、大好きなお酒を少々楽しみながら頂く食事は
至福の時間をもたらせてくれる事でしょうね^^
coco030705
素敵なお店ですね!お料理もとてもおいしそうです。
インカのめざめは甘さがすごいですよね。私も何度が食べたことがあります。
シャンパンおいしいですね。先日大阪心斎橋の人気のある割烹で、和食を
いただいたときに、シャンパンをハーフボトルで頼みました。これもまた、お店の人が和食の邪魔をしないものを選んでいるといってました。
Taekoさんのお読みになったミステリーをぜひ読みたいなと思っております。
ちょっと怖いお話が好きです。
macinu
Inatimy
この10分の差が大きく、重要なポイントかしら。
インカのめざめ、最近よく目にする名前なので、とっても気になってます。
日本のジャガイモ、しかも甘味があるなんて、食べてみたいです♪
ミリュエルではなくて、トルーマン・カポーティは『ミリアム』で、
ミュリエル・スパークが書いた「死を忘れるな」(モメント・モリ)ですね~。
どれも微妙に似てるから混乱しますよねぇ。
yk2
山種美術館から夜木へ2分って、タクシーに乗った場合(爆)ですよね?、taekoさま~~~。
山種美術館のアクセス案内だと恵比寿駅からは徒歩10分とあるので、夜木が駅から徒歩3分の距離ならば、夜木から山種は徒歩約7分位かかるハズだもの(笑)。
TaekoLovesParis
ワインで、といい気分で帰って来て書いた記事で、、正確じゃないとこが多かった
ですね。アリガトウ。これからも遠慮しないで、どんどん言ってね。
歩くのは、特にひとりで歩くのが嫌いで長く感じます。「何分歩いたかな?」って時計を見ると、まだ5分だったり。誰かと話しながら歩いてると、話に釣られて、いつのまにか目的地についてます。山種から夜木を2分と感じたのは、その時の話が面白かったんでしょう。コーダリーが遠かったのは、その日、暑くて、おなかがすいていて、さらに迷ったから、っていう理由もあります。
インカのめざめは最近、時々レストランで出て来るけど、スーパーでは見ないですね。私は料理も絵もフランスのが好きだけど、小説は英米文学の方が馴染みが
あります。学生の時はまだスパークを知らなくて、グレアム・グリーンが好きでした。ミステリー仕立て話がすすみ、皮肉っぽくて、神が介在する所が2人の共通点だけど、スパークの女流作家らしいキメの細かさに共感を覚えます。"Public
Image"という女優が主人公の本など、まさに、女性作家だからこそ、です。
TaekoLovesParis
▲旅爺さん、恵比寿はガーデンプレイスができた頃から、変化し続けています。
今は、アパレル系の多いおしゃれな街らしいです。それゆえ、居酒屋でなく、
ワインバーなんでしょうね。
▲kaoさん、カポーティの短編は「夜の樹」(A tree of night),こっちの方が
雰囲気あると思うけど、ま、それは好みですね。
お料理は、カウンターにすわると目の前に食材がきれいに並んでいて、あれも、
これも、食べたくなります。友達は、「デザートにこの桃むいてちょうだい」なんて、
わがまま言ってます。
▲mayuさん、ワインバーはいいですよね。ちょっと高い椅子が大人の雰囲気
なのかな。「ねぇ、何飲む?ボトルで頼むでしょ?」って言う会話が始まると、もう、
わくわく、ですよね。非日常の楽しい時間です。なんのかんのお酒が好きみたい
です。mayuさんも同じ?
▲pinkさん、泡は一年中おいしいですね!ほとんどいつも泡で始めます。
スプマンテの時もありますよ。ローラン・ペリエは、いつも、しっかりした味で
おいしいですね。どんなお料理にも合う気がします。
10月は一年中で一番食べ物がおいしい季節。いつも食材を買いすぎる季節。
わかるでしょ?(笑)栗ときのこ、私も大好きです。
▲cocoさん、日本の新種開発力はすごいですね。私は梨のニ十世紀が好き
なんだけど、今はいろんな種類があって、二十世紀は片隅に追いやられた
感じです。種無しの巨峰もたくさん出回ってるし。つまり、これ、インカのめざめ、
から、感じたことです。
和食にもシャンパンは合いますね。気分を盛り上げてくれるし。
だから、シャンパンは切らさないよう買い置きしています。
映画で面白いミステリーはスピード感が必要だけど、本で読む時は、心理的な
怖さのもの、読み終わっても、「なぜ?」って思えるものが印象に残ります。
cocoさんおすすめの映画で、見終わったあとも気になったのは、「裏切りのサーカス」。人間って置かれた状況によって何をするかわからない怖さがありますね。
▲macinuさん、私はアワビが好きなんです。アワビはいつもあるわけじゃなく、
この日はラッキーでした。NYの中華料理屋さんで、アワビの炒めたのを頼んだら、
缶詰を開けてるのが見えて、がっかり、でした。
moz
カポーティーといえば、ティファニーで朝食をしか呼んだことないのですが、ご主人がとてもお好きなんですね。
今度、覗かせていただきます。 ^^
TaekoLovesParis
彼が「冷血」を書いたときの話が、「カポーティ」という映画になってるのですが、
主役が上手くて(オスカーをとった)迫力ある少し怖い映画です。DVDで出てると
思うので、おすすめ。 でも、この店は、おしゃれというより、実用的な店です。