イタリア6泊8日の旅をして、昨日、帰りました。
暑かったです!連日、35度、36度。ふぅ。
東京も灼熱地獄だったそうですね。
イタリアだからお買い物に観光、美術館と歩いてばかり。
夜8時過ぎまで明るいので、長く観光。たくさん歩いて足が疲れました。
1日目:
ローマに着いて、ホテルの前のヴェネト通り(Via Veneto)を歩きながら、食べる店
を探す。歩道にブースを設えた観光客目当てのおしゃれな店が並ぶ道。
まず、スプマンテ(泡、イタリアのスパークリング)で乾杯。
前菜:ツナサラダ、パスタ:リガトーニのアマトリチャーナ、メイン:海老とイカのグリル
を一皿ずつ頼み、2人でシェアした。どれもおいしくて、適量だった。
イカは長いまま串ざし。海老は、ガンベリ(赤海老)とスカンピ(手長海老)。
刻みイタリアンパセリがふってあり、下にレタスとトレビス(紫色のレタス)が
敷いてあった。レモンを絞って食べたが、とっても美味しかった。
2日目:
ヴァチカンへ行った。雲ひとつない青空。暑い。
ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂は、カソリックの総本山。大きい!
16世紀から建築工事が始まり、ミケランジェロも主任をつとめた。
聖堂の内部見学のために、セキュリティチェックを受けるが、ずら~っと行列で、
待ち時間が長い。肩を出した服装の人は、聖堂にふさわしくないので、入場禁止。
あわてて、スカーフを買い、肩を覆う人もいた。
中にはいると、入口に衛兵が立っていた。この派手な制服は、ミケランジェロの
デザイン。つまり、500年間、ずっと着用されているデザイン。
ブロンズの大きな扉は、ベルリーニ作。
はいると、すぐにあるのが、ミケランジェロの有名な「ピエタ像」
大理石の一枚岩から彫ったもの。
ピエタ像は、十字架から降ろされたイエスを抱くマリアの像。なんと優しい顔
壁も台座も大理石。
30年前に来たときは、そのまま見れたのだが、今は防弾ガラスのケースの中。
広い聖堂だが、大勢、人がいるので、写真を撮るのが難しい。
中央に見える十字架のついたブロンズの天蓋は、ベルニーニ作で、
ねじれた柱が特徴。天蓋の下にペトロ(サン・ピエトロ)の墓がある。
一番奥、光輝く所に聖ペトロの司教座がある。
ミケランジェロ作のすばらしいクーポラ(円屋根)からは光が差し込む。
バロックを代表する彫刻家ベルニーニ作のアレクサンデル7世の墓。
いろいろな種類、模様の大理石が使われている。
床もモザイク模様で、イタリアは大理石の豊富な国とわかる。大聖堂の隣が、ヴァチカン博物館。外へ出て、露店の並ぶ道を歩いて行く。
ここのシスティーナ礼拝堂にあるミケランジェロの天井画を見るのが、最大目的。
礼拝堂は、一番奥。各部屋を見ながら進むので最低でも3時間かかる。行列でぞろぞろ
歩きながら見るので、私だけ早くというわけにいかない。暑くて大変だった。
中庭はこんなふう。
地球のような球体のオブジェがあった。奥に見えるのが大聖堂。
エジプトの間、ギリシアの間とすすんで行くと、おやっ、急に見覚えのある絵
シャガールとフジタ。キリストに関係ある絵。
マティスのロザリオの教会ステンドグラス下絵がある部屋は、一面マティスの壁紙。
そこにフォンタナの彫刻もあり、急に気持ちが20世紀になった。
そして、ようやくラファエロの間に到着。
4つ部屋があり、全部がラファエロとその弟子のフレスコ画。
「アテネの学堂」
ギリシアの哲学者たちが議論し集う構図。
中央右ブルーの服がアリストテレス、左の赤っぽい服の人はプラトン。
「聖体の議論」
中央が天上で神、キリストが台座に座り、左右にマリアとヨハネ。
ラファエロ間をあとに、ようやく最後の部屋、システィーナ礼拝堂に到着。
ミケランジェロの壁画は、絵なのに立体感があって、すばらしい。圧倒されながら、見た。
撮影禁止なので、写真はなし。
「ノーカメラ、ノーフォート」って、大声で係の人が叫んでいても、あちこちでシャッター音と
フラッシュ。アジア系の人が多いんですよね。
ようやくランチ。博物館内のカフェテリアで。ピザ3種を2人でわけて食べた。
左は冷たいピザ。レタスとツナ。右は焼き立てピザ。サラミのと、ボルチーニ茸の。
美術館のらせん階段(アンモナイトみたい)を降りて、外に出た。
この記事へのコメント
yk2
実は結構カメラ女子化進行中(笑)なtaekoねーさんですから、さぞかし写真をたくさん撮られて来たことでしょう。ブログでのお土産話、楽しみにしてますね~(などと、プレッシャーを掛けてみたりして^^)。
Inatimy
ピザに冷たいビール(かな?)が美味しそうです。 お皿も三角形とはオシャレ。
続きを楽しみにしてます♪(・・・と、プレッシャーその2)
バニラ
イタリアの魚介料理もいいですね。
フジタの宗教画って初めて観ました。 和風な感じだけど…。
アンモナイト状の巻き巻きの階段の一枚、絵画みたい~
では 続きを楽しみに…♪
baby_pink
Inatimyさんおっしゃる通り、雲ひとつない青空♪
まさに、夏の空ですね。
高層ビルがないからこその高い空.。見上げるのが楽しくなりそうでですね。
これからの季節は、益々朝晩と寒暖の差が激しくなるイタリアですが、
日差しが刺さるような気候もまた今限りの楽しみじゃないでしょうか^^
ミケランジェロの天井画..ほんとうに素晴らしいですね.。♪
見ていてうっとりしてしまいます。大聖堂や美術館に流れる独特な空気感。
気持ちが落ち着くというか..心が清らかになるような気がします^^
続きも楽しみにしています♪・・・とプレッシャーその3
匁
一日目ローマ
二日目バチカン
バチカンって最初の一枚がテレビに良く出る広場ですね。
すっごく観覧者が多いんですね。
入るのに長蛇で待って、入ってから観覧に3時間
それだけの価値が有りそうですね。
天井画壮大です。
次回も楽しみにしています。
この暑さ吹き飛ばして!!
mayu
もう文面からも堪能されてきたのね、って伝わって来ましたよ!
凄いなぁ、やっぱりイタリアは違いますね!
素敵な旅行記楽しみです♪
バチカンいいなぁ、私が訪れたのは遥か昔ですが、いつ行ってもいいですね。
スプマンテとイタリアン、いいですね☆
ふふふ、私まで行った気分にさせてくれてTaekoさん、ありがとう♪
ルビー
チョコローズ
楽しかったご様子、何より無事帰国、良かったです。
続きがとても楽しみです。
angie17
イタリア、行ってみたい国だわ~。
開放感、イタリア・ワイン、料理、どれも魅力的ですね!
ぶんじん
それにしてもイタリアの夏って暑いんですねぇ。お疲れ様でした。
nicolas
ローマはまるまる一日しかいられなかったので、
夜にババっと廻っただけなので、ゆっくりまた行きたい街です。
Taekoさんのリポート楽しみにしてますー。
TaekoLovesParis
▲yk2さん、一番に登場してプレッシャーかけるから、プレッシャーが2,3と
続いて(笑)。「イタリアは危ない、こわい」と、脅かされたので、初めの3日間は
一眼はホテルでお留守番でした。でも、見渡せば、観光地なので、首からカメラを
ぶら下げた人だらけ。暑くて、何だか、写真もぶれてます。
▲Inatimyさん、肩出してると、やけるし、聖堂に入れてもらえないし~(笑)
露店で、ちゃっちい紙の日傘(番傘タイプ)を売っていたので、傘をさしている人が大勢。外人さんが日傘をさしてる姿、なじめませんでした。
イタリアは至るところに、斬新な色づかいがあって、デザインの国なんだな、って
実感しました。
▲バニラさん、はい、暑くても食事が美味しいから、楽しい旅でした。
ローマとヴェニスは魚介があるけれど、北部のミラノに行くと、肉料理中心でした。
フジタの絵では、マリアさまの顔の優しさに、見入ってしまいました。ゴッホのマリアが十字架から降ろされたキリストを抱く絵もありました。ヴァチカンなので、
20世紀の芸術家でもキリストに関係あるものばかりです。マティスとフォンタナは
携帯で撮って、ぼけてるけど、後から追加しました。だらだらと、ずっと、列に連なりゆっくり歩いていたので、20世紀の部屋で、列から解放され、なじみのある
画家の絵に会い、ほっとしました。
▲pinkさん、イタリアに住んでいらしたpinkさん、どの写真もなつかしい場所
でしょ。聖堂に一歩はいった時の緊張感は、心が洗われて気持ちいいですね。
ミケランジェロの天井画は、うっとりでした。システィナだけでなく、聖堂のも、
そうなんですね。天才とあがめられて当然ですね。
▲匁さん、天井画の天井は、すごく高いから、どうやって描いたのかしら、とまず、
思いました。フレスコ画だから、さっと描かないと固まってしまうわけだし、大変
な技術ですよね。実際に見ると、ものすごい立体感なんです。見れてうれしかったです。
▲mayuさん、はるか昔でも、これだけの建物だから、忘れませんよね。私も2回目だったので、はいったとたん、きれいになった!と驚きました。昔はもっと暗かった印象です。システィナ礼拝堂は行ってなかったので、ようやく行けて、ちょっと感激。毎日、ちゃんと欠かさず、スプマンテを飲みましたよ。
mayuさんに喜んでもらえてよかったです。
▲ルビーさん、そのとおりよ。飲んで、食べて、見て、+ショッピング。
お店にはいると、涼しいので、はいって、すすめられて、買って、、帰りのトランクが
重かったです。
▲チョコロさん、とっても久しぶりのイタリアだったけど、楽しかったです。
また行きたいなぁと、もう、思ってます。でもね、お菓子は見た目ほど、(私には)
おいしくなかった。探し足りないのかもしれないけど。
▲angieさん、私はフォッカッチャが結構好きなので、パンに満足でした。
作れそうなものが多かったので、お料理のレパートリーがふえた気分。
▲ぶんじんさん、ミケランジェロの天才ぶりにただただ感心しました。
ピエタの慈しみ深い表情、しかも上品で、見る人を穏やかな気持ちにさせる、
そう、まさにぶんじんさんのおっしゃる「本物」です。
ネットで見たら、今日のローマは29度と涼しいのです。ちょっとくやしいなぁ。
▲にこちゃん、一日いるだけでも、ローマの雰囲気、ちゃんとわかりますよね。
遺跡もあるし、スペイン階段にトレビの泉。
そして売っている洋服のセンスがいいですね。
▲pistaさん、アイコンを見つけて、うれしかったです!そのうち、ゆっくり、
再開してくださいね。
kazu-m
手長海老、烏賊、ボルチーニ、大好物なだけに、ここまで香りが漂ってきそうな写真です。
塩、オリーブオイル、シンプルな味付けはどこか日本料理にも似ていますね。
ミケランジェロをはじめルネサンスの絵画は、大聖堂の壁画を見なければ語れないですよね。
coco030705
お帰りなさいませ。イタリアは抜けるような青空ですね。
お食事の海老とイカのグリルが新鮮でおいしそうです。
素敵なお店ですね。
ヴァチカンは行ったんですが、あまり覚えていません。
ピエタ像は記憶にあります。
とにかく素敵な休暇ですね。続きを楽しみにしております。
Bonheur
TaekoLovesParis
ルネッサンス、バロックの壮大さに取り込まれました。
TaekoLovesParis
魚介はオリーブオイルと合いますね。イタリアンパセリはいろいろなお料理に
ぱらぱらとふってありました。色がきれいになりますね。
ピエタ像、やはり覚えてらっしゃいましたか。私も昔行ったとき、ガイドさんから
説明をうけたので、覚えてました。
帰りの飛行機の中では映画を3本、見ました!
TaekoLovesParis
で、年末は、って、もう、考えていらっしゃる?うふ、私も、イタリア、また
行きたいな、って思ってるんですけどね。
moz
すごーーい。
ルネッサンス、この時代の絵画はやっぱりイタリアでしか見られませんね。
行きたい !!
TaekoLovesParis
だから、歴史的に、あ、今も、いかにカソリックが力を持っているかわかります。
工事監督者兼設計や天井画が、ラファエロやミケランジェロ。彼らの天才ぶりが
わかります。イタリアの美術は、西洋絵画の基本ですものね。