3日目は、Bの車で、隣町ブールジュの大聖堂を見に行き、そこから
列車でパリに戻ることにした。
ブールジュの大聖堂は、正式名称「サン・エティエンヌ大聖堂」。
12世紀末から13世紀末まで、かかって建てられたゴシック建築。
とても大きいので、全体写真は無理だったから、写真はお借りした。
(フランス政府観光開発機構のオフィシャルサイトより)
建物だけでなく、13世紀のステンドグラスや、正面玄関の彫刻の美しさも有名。
建物は、翼がないのが特徴。(普通のカテドラルは十字架形の平面図)
はいってみると、高いアーケードに驚く。そして光がたくさん差し込んで明るい!
天井は、6分ヴォルト。ステンドグラスがまばゆい。
前の講壇から、後を見た写真。中央に下げられてるのは、香炉。
側廊のステンドグラス。「これは聖書の物語になってるんだよ。昔の人は、字が
読めなかったから、これを見て聖書を学んだんだ。ほら、あっちのはキリストの
一生が描かれてるよ」と、Bが説明してくれた。
正面玄関は、5つ扉があるが、これは中央の大きい扉。
扉の上の彫刻(浮き彫り=レリーフ)は、「最後の審判」
拡大図:
上段中央、玉座にすわり、手を広げるキリスト。左に十字架を持つ天使。
中段、中央で魂の重さを量る黒い天秤を持っているのが、大天使ミカエル。
ミカエルの左側は、選ばれし者たち、右側は地獄に堕ちた者たち。
下段、蘇る死者たち。
アーチの部分の装飾は、天使の顔になっていたりと、細部まで面白い。
正面玄関に続く壁には、ワインを造るプロセスの浮き彫りもあった。
ブールジュで、おいしいと評判のレストラン(名前忘れ)で、昼食。
アミューズ(お通し)。
左は、トーストした食パンにパテ・ド・カンパーニュをはさんだもの。
中央、クロワッサン、バターがきいていておいしい。
右は、帆立のすり身、ビスク(海老のソース)入りクリームソース。
前菜には、ベーコン入りビスク、ポーチドエッグ入り。
主菜は、鯛、ひらめ、サーモン、白身の魚、海老のソテーにムール貝入りビスクソース。
気付いたら、海老の味のものばかりを選んでいた。
Ju..に「天敵の海老ソースだけど、大丈夫なの?」ときいたら、「かゆくなってきた」
チーズはワゴンで、好きなだけのサービス。
切ってもらっているのは、大好きな「ブリア・サヴァラン」。濃厚だけどさわやかな味。
(日本だと値段が高い)
デザートは、「タルトタタン」を選んだ。
昨日のJu..宅のパーティに、お友達が手作りの「タルトタタン」を持ってきてくれた。
パーティの後、「タルトタタン大好き」と、切り分けてもらって、食べたとたん、「!」
りんごではなくて、「ナベ」というアフリカ原産のカブの種類の野菜。
どう見ても、りんごの甘煮に見えたけど。。
ワインは、アンリ・ブルジョワの白「ラ・コテ・デ・モンダーム」
大聖堂とレストラン、2つの目的を終えて、駅についたのは4時20分。列車は4時半発。
はらはらしながら、切符を買う列に並んで、、間に合ってよかった。
オルレアンで乗り換えて、パリ・オステルリッツ駅に7時半頃着。タクシーで、夜ごはんを
待っている友達の家に帰った。
この記事へのコメント
aranjues
ブールジュでした。
見事なステンドグラスですね。
料理の名前忘れた、、は普通ですが、、料理の内容やワインは
しっかり覚えてて、美味しいと評判の店の名前をお忘れですか、、
何ともユニークな記憶回路ですね。
ブリアサヴァラン、美味しいですね、、でもこんな大きなブリアサヴァランは
見たことありません。ラ・コテ・デ・モンダーム、、どんなブドウかなと
検索したら、唯一この記事がヒットしました。日本では飲めそうにはありませんね。
hatsu
ステンドグラスの写真を見ていたら、涙が出てきそうになりました。
そうやって聖書を学んでいたんですね。
帆立のすり身、ビスク入りクリームソースがおいしそうです♪
roseadagio
レストランも雰囲気が良くて素敵です。フランスらしい壁紙の色、と思いました。
Bonheur
レストランのお部屋も何て綺麗な。優雅なご滞在でしたね!
ララアント
1年前に 散々 このような現象があったのを思い出しました^^;
TaekoLovesParisさん ご旅行を楽しまれましたね!
記事の端々から伝わってきました。
先日(4/10) バッハの"マタイ受難曲"をすみだトリフォニーホールで
聴く機会がありました。
東日本大震災の後でもあり 長時間でしたが ずっと「感謝」しながら
魅入り 聴き入ることが出来ました。
TaekoLovesParis
▲aranjuesさん、私もベルギーのブルージュと似た名前!って思ったんですよ。
フランスのほぼ中央に位置しています。この位置でもローマの支配下にあり、
古くから栄えた都市で、英仏100年戦争のときは、フランス王がここに避難して
いました。
レストランの名前と場所は、、必要なときJu..にきけばいいわと思ってたので、
覚えがなくて。。
Ju..おすすめの日本で飲めるワインは、「アンリ・ブルジョワ」という生産者のもの。
この写真のと同じのでなくてもおいしいと思います。
▲hatsuさん、ステンドグラスは、光に輝いて、実際はとっても綺麗でした。
光が多すぎて、明るくなって、きれいに撮れないんです。hatsuさんだったら、
カメラも違うし、きっと上手に撮れたと思うわ。
昔の人には、ステンドグラスに描かれた絵が語りかけてくるように見えるときが、
あったでしょうね。
▲roseadagioさん、そういう番組があったんですね。見たかったです。
パリから近くて、ステンドグラスが綺麗で有名なのは、シャルトルの聖堂です。
畑の向こうにその姿が見えてきたとき、感動しました。昔の人は巡礼で、何日も
歩き、この聖堂が見えてきたとき、感動したんだろうなと手に取るようにわかった
からです。
この聖堂の周りは、かわいらしい町です。きっとこの聖堂は長年、町の皆に愛され
誇りにされてきたんだろうなと思えました。
フランスは壁紙の種類も多くて、すてきなのがありますね。
tako
とても大きく見えるのは遠近法だからじゃないですよね。。
お料理が綺麗に盛られているお皿も素敵です。
タルトタタン、見逃しそうでした。。おいしそう。
pistacci
なかなか巡り会えません。カブだと、だいぶ歯触りなどが違ってたかしら?
宗教画は各家庭などでの信仰のためと思っていましたが、なるほど聖書の読めない
人々のためということもあったのですね。
moz
ここは、行くしかない b^^ って感じです。でも、ほんと、のどかな5000人でしたっけ、素敵なフランスの地方都市。
ライン好きにはたまりませんね。こんなところに行けるのってあまりないのだと思います。観光地でない年の滞在ってあこがれてしまいます。
ここの大聖堂、すごい @@; ステンドグラスも立派。実物を中で見たら感動物ですよね。
それにしても、色んなところにお知り合いがいるなんて、TakeLovesParisさん、すごいです。
匁
すっごく巨大ですね。ほんとに圧倒されてしまいそうです。
石作りとは言え中では神妙になりそうです。騒げません。
泣く子も黙る大聖堂。ですね。
Inatimy
天井の高い大聖堂で、飛梁や塔、装飾が美しい♪
5つも正面に扉があるとは、すごくたくさんの人が集まっていたんですね。
ここには、フランス最古の天文時計もあるとか。
いつか行くことがあったら、大聖堂の塔にものぼりたいなぁ・・・足腰が元気なうちに・・・。
Taddy
料理も美味しそうですね
タルトタタンはアイスクリームと合うんですか、こっちでいうアップルパイの食い方ですね。
TaekoLovesParis
▲Bonheurさん、この聖堂は町の中にあるせいか、まわりに広場がなく、
後に下がって写真を撮ることができないんです。本格的カメラなら、撮れる
のだと思いますが、私はデジカメなので。
聖堂は、一歩はいると、荘厳で厳粛な雰囲気に、のみこまれます。
やっぱりフランスなので、チーズがおいしいんですよ。たくさんご馳走が
あって、さらにチーズだけど、パスするわけには行きません(笑)
▲ララアントさん、コメントでご苦労おかけして、すみません。久々の復活で
、こんなこと前にも、、と思い出されることが多いでしょうね。
4月10日のコンサート、復活祭のときは、時々マタイ受難曲が演奏されますね。
ララアントさんの記事を読んでから、しみじみCDを聞きました。
合唱部分の厳粛さが、こんなときは、特に心に沁みますね。
被災地の方々の上に、安らぎと平安がありますように。
TaekoLovesParis
▲takoさん、チーズは、上から撮ったから、大きく見えるかもしれない
けど、日本のに比べたら、カマンベールも半径が大きいです。
たしかに、タルトタタンって書かなかったら、アイスの下にうずもれてるから、
見えないですね。ボリュームがあっておいしかったです。
▲pistaさん、御明察。カブだから、歯ざわりが、くにゃっとしました。
でも、ちゃんと甘くしてあるところが素晴らしい。野菜っぽさが抜けて
私でも食べられたから。pistaさん、<リンゴがかりっとしたの>が
お好みだとすると、ナベのタルトは真逆。
▲mozさん、そんなふうにおっしゃっていただくと、やっぱり行ってよかった、
と、確信を持ってしまいます。パリもいいけど、のんびりするには地方が
いいです。景色に癒されました。友達に感謝ですね。
▲匁さん、<泣く子も黙る大聖堂>とは、たとえが面白いです。
さらに、ステンドグラスを通してはいってくる光がきれいなんですよ。
昔の人は、天使が見える気がしたかもしれませんね。
▲Inatimyさん、前にInatimyさんの記事で、チェコの「聖ヴェート大聖堂」の
構造やレリーフ、ステンドグラスなど、興味深く読ませてもらいました。同じ、
ゴシック建築だから、たくさん共通点がありました。
<フランス最古の天文時計>、そうだったんですか。
足腰が元気なうちに、って、まだまだ先のことじゃないですか(笑)
▲Taddyさん、タルトタタンは、アップルパイの上の皮がないものです。
だから、アイスが合うんですよー。
フランスはお料理がおいしいです。コクがあります。チーズもね。
coco030705
大聖堂のステンドグラスがほんとうに素敵ですね。
レストランの内装がすごくセンスがいいですね。壁のサーモンピンクが美しいです。
お料理も盛り付けがやっぱりきれいです。ビスクはおいしいですよね。私も大好きです。お友達はエビアレルギーでいらっしゃるんですか?
食器もきれいですね~。
ぶんじん
デザートは別腹。チーズも然りですね。それにしてもこんなに豪勢にチーズを並べてくれるとは。全種類食べたくなっちゃいます。
TaekoLovesParis
それらの絵の意味を考えながら見たら、もっと面白いだろうから、と、写真に撮った
のですが、光が入りすぎて、だめな写真ばかりでした。でも、あの場所に立った感激は特別で、ずっと忘れないと思います。
ビスクはコクがあっておいしいですよね。でも友達は甲殻類アレルギーで、かゆく
なっちゃうんですって。かわいそうに。あんなにおいしいのにねー。
TaekoLovesParis
ゴシック建築の聖堂は、歴史を感じ、好きな形です。高いから遠くからも
見えるので、近づいて行くわくわく感があります。
チーズのおいしいレストランって、たいていは、その前のお料理もおいしい
から、おなかがあいてなくて困りますよねー。