悠遊会の新年会。N嬢宅にて。
もう20年以上続いている親友新年会。
「何か手伝う?」と、朝、今年の会場N嬢宅に電話をいれると、「歌う歯医者の
Yさんが、早く来て手伝ってくれるから、大丈夫よ。奇特な人よね、男一人で、
女9人、アマゾネスの新年会に来るんだから。」
特別ゲストのYさん。結城の紡ぎでのご登場だから、写真を一枚。
乾杯のシャンパンは、重厚な化粧箱入りのドンペリ、ロゼ。Neが持参。
欠席のM子ちゃんと、Aさん、残念だったわね。
だって、コレ、買うと4万円くらいするのよ。
私もロゼは飲むの初めて。香りも泡も味も、すべてが優雅で、やわらかい。
包み込まれるやさしさと洗練。
総勢10名なので、次のシャンパンは、「ハイパーエドシックのロゼ」(私持参)
泡がピシピシきて、味もつよーい。洗練されたのを飲んだあとには。。。
お料理は、あらかじめ、メールで知らせてある持ち寄りと、N嬢が会費で用意したもの。
ほたてとスモークサーモンのカルパッチョ(N嬢)、お煮しめ(歌姫)、イタリア風サラダ(N嬢)
上段:白和え(Hさん)、ポテトグラタン(Y子さん)
下段:なすの揚げ浸し(Hさん)、ローストビーフ(歌姫)、
R子さんのレシピの大根と柚子のサラダ(Hさん)、小樽空港で買ったさつまあげ(Yさん)
左:くるみ入りパンではなくて、黒い部分は乾燥イチジクの練ったもの 右:シェーブルチーズ、フィグ(乾燥いちじく)入り
さて、食べ始めたとたん、「このニンニク、なぁに?」
「あー、そこに入っちゃったのね、ブイヤベースに入れるつもりだったのよ」
「ローストしたニンニクがはいったサラダは、あるけど、これ生」と、呆れ顔の歌姫。
歌姫はスイスのコルドンブルーにお通いになったので、お料理には一家言あり。
しばらくして、出てきたブイヤベース。
あちらこちらから、批判の声。「これ、味が足りないんだけど、塩とかじゃなくて、
コクがないし、風味が、、」「あーだから、そこに、さっきのニンニクを入れるはずだったのよ」
「ニンジンの皮、剥いてないでしょ」「せっかく材料は、いいのにね」
昨年は、ショパンに沸いたわねー。ショパンコンクールの審査方法が変わって、アジア人が
全然入れなかったのよ。。。今年はリストの生誕200年でしょ。。でも来年、2012年はドビュッシー
の生誕150年だから何かコンサート、やらない?」
「小沢征爾がカーネギーで復活したって言うけど、実際、どうなのかしら?」「小沢征爾は、
交響曲はいいけど、オペラはね。。」「オペラはやっぱり大野さんでしょ、5年先までスケジュール
が埋まっているっていうし」、などなど、音楽話題が続いたところで、
「今年の抱負を順番に言いましょ。」で、ひとりづつスピーチ。 その後、歌姫作のラザニア。
新年会は、7時間も続き、毎年恒例、歌姫からの「お年賀」が配られ、お開きとなった。
N嬢、文句の多い面々だけど、いろいろ準備&片付け、ありがとう。とっても感謝してます。
この記事へのコメント
てんとうむし
今回のショパンコンクールに日本人の入賞はありませんでしたが、日本製のピアノは大健闘だったんですって。
優勝者が演奏に選んだピアノも、たしかYAMAHAのものだった気がします。
TaekoLovesParis
優勝したロシア人は、YAMAHAを使ってましたね。
ショパンコンクール使うピアノは、ヤマハ、スタインウェイ、カワイの3つから選ぶ、
つまり、それらがスポンサーなんです。チャイコフスキーコンクールで、上原彩子さんが優勝したとき、彼女は、ヤマハ音楽スクール出身で、ピアノのYAMAHAと評判に
なった。スポンサーはお金がかかるけど、ヤマハの場合、それで、音楽教室の生徒が増え、ピアノが売れれば、十分潤うわけです。
ピアノは、調律が大変だから、楽器を貸せばいいだけでなく、メンテナンスも必要で、お金がかかるんです。YAMAHAはショパンコンクールに照準を合わせて、5月に
フルコンサートモデルの2千万円近い新製品を発表、今回の楽器もそれです。
krause
よしあき・ギャラリー
全てが豪勢なお正月ですね。^^
ぎーこ
楽しい笑い声が聞こえてきそうです。
今年はリストとマーラーの年、弾く機会も多そうです。
バニラ
みなさん、言いたい放題っていうのが長く続いてる秘訣なのかもしれませんね。
pistacci
20年以上も続けられているところも素敵。
イチジクの練りこまれているパンに興味を惹かれました~♪
aranjues
嗜好ど真ん中という漢字じゃないような気がしますが、、気のせい?
ピンドン、未だ飲んだ事無し。
飲むチャンスは何度か有ったのに、そういうときに限って
送れていって空瓶を眺めただけでした。
昨年のショパンコンクール、久々に女性の第一位でしたね。
年末にアヴデーエワさん、N響とコンサート、その様子を年末の
N響アワーでやってました。観客席に私の好きなアルゲリッチさんが
いて、終演後ずっと嬉しそうに拍手されていたのが印象的でした。
手だけを見てると女性とは思えない男性的な指使いで、へぇ~と
思いました。
チョコローズ
いろんなワインやシャンパンが出てきて、飲めない私でもいつも楽しいです。
あちこちで仕入れた美味しい食材や手料理を持ち寄ると、プチ物産展ですね。
そしてティータイムのおやつ。カヌレですよね?最近食べてないな~と食べたくなりました。
美味しいお料理とお酒とくつろげる空間があれば、女同士、7時間なんてあっという間。
いいですね~こういう新年会。ずっと続いてるって素敵です。
Inatimy
ロゼといっても、その色はそれぞれ違いますね~。
お料理にズバリ直球な意見が出るのも、仲の良い友達だからなんだなぁ、って。
転々としてると、毎年恒例といえる集まりがまったくないので、とってもうらやましいです。
あ、スペイン人の家庭料理に出てきたサラダ、ニンニクが生で入ってましたよ。
なので、スペイン風なら、ありだと思います♪
楽しい新年会で、よい年の始まりですね~。
hatsu
持ち寄りパーティって、ワクワクしますね~。
お友だちのみなさんの会話も楽しくて^^
Taekoさんのお話って、心から笑顔になれるんですょね♪
今日も良い一日になりそう、ありがとうございます☆
baby_pink
伝わってきました^^*
taekoさんといつか一緒にシャンパンいただきたいなぁ~✿
なんて・・・夢みてみました(微笑^^)
ドンぺリ・ロゼひと口でいいから頂いてみたわ~^^
yk2
僕も女性の友人ばかりの会であっても、呼ばれれば割合平気で出掛けたりしますが、taekoねーさんとお友達(それも計9人!)にはハッキリ云ってビビりますねぇ・・・。普段から様々なエピソード(笑)をお聞きしてるだけに(^^;。
katsura
見てるだけでおなか一杯になってきました。
Bonheur
男性お一人で、この中に入って行くのは結構勇気が要ると思います。
会話を拝見して、自分もその中にいるかのような錯覚を起こしました。
TaekoLovesParis
▲krauseさん、おいしかったです。
▲よしあきさん、結城紬、高いんですよねー。Yさんは、最近、和服に凝ってるけど、来て行く所がないそうです。「じゃ、私のお茶会にでも来る?」って誘われてました。
▲ぎーこさん、マーラーは没後100年でしたね。マーラーの交響曲はピアニッシモと
フォルテの差がとっても大きいように私には思えるので、そしてあの独特の和音、弾くのも大変でしょうね。昨日、「トリスタンとイゾルデ」大野さんの指揮のに行きました。超ピアニッシモで前奏曲が始まったときから、ぞくぞくしちゃいました。
▲バニラさん、短い言葉で的確にさすがバニラさん。お世辞がない分、自分で気付いてないことを言ってもらえます。私は、風邪で声がでなかったんだけど、「あなたにしちゃ、めずらしいわね。少しペースダウンしなさい」って言われちゃいました。
ルビー
そうなんですか、それでショパンコンクール入賞者いなかったんですかあ。
coco030705
すばらしいお料理の新年会ですね。ドン・ぺりのロゼですか!すごい。
普通のは飲んだことがあるんですけど。
サラダに、にんにくが混ざっていたり、ブイヤベースのお味に色々ご意見が
出たりというところが、親友同士の新年会の楽しさを伝えてくれますね。
今年もTaekoさんのブログを楽しみにしております。
りゅう
・・・と思ったら、「アマゾネスの新年会!!」だったんですね~(^_^;)
10人分のお料理をつくるってとても大変なことですよね。
それなのに、あちこちから批判だなんて。。。ヒイィィ!!(゜ロ゜ノ)ノ
まぁ、仲が良いからこそ言えることでしょうけど。
高級ワインと豪華なお料理はとても魅力的でお呼ばれされたいですが
生贄にされそうで怖いです。。。(/ー\*) イヤン♪
TaekoLovesParis
▲pistaさん、毎年、誰かの家が会場です。昨年、一昨年はうちで、全員出席
だったので、シャンパングラスを6客買い足しました。そう、家だと、まわりから、
うるさがられることもないから、大丈夫ですね。考えてみたら、長年の間には、
みんな順番にいろんな病気になって、私だけ大丈夫だったけど、ついに今年は、、
でも、風邪だから、ま、軽症です。
▲aranjuesさん、ピンドンのチャンスを逃した日を思い出してしまいましたか(笑)
あれは、買って飲むもんじゃない気がして。
お料理は、今回の会場係が決めているので、すべて彼女の好きなものです。だから、お察しのとおり私向きというわけではありません。好き嫌いの多い私のために
いつも歌姫がローストビーフを焼いてきてくれます。
<年末にアヴデーエワさん、N響とコンサート> → TVでやっていたんですね!
見てません。残念。。。アルゲリッチは今回もコンクールの審査員でしたね。
彼女の演奏を初めて聴いたときは、その力強さが衝撃でした。ネルソン・フレーレ
とデュオコンサートを日本でしたときに聞きに行きました。
同じくロシア人の優勝者ブーニンは、日本人と結婚して東京の某音大で教えていますが、最近はコンサートもしませんね。ロシア人は早いうちから、テクニックを磨き、
上手になるけれど、そのあとが伸びないという話もあります。アヴデーエワさんの
今後が楽しみですね。
▲チョコロさん、物産展とは、うまいなぁ。カヌレは、外がパリパリで中しっとり、
おいしかったです。時々、朝ごはんにカヌレを食べたいな~って、思ったりします。
今回は、お菓子を持って来た人はひとりだけ。ケーキは重なると、その日のうちに
食べないとで、結構、大変だったりします。そういえば、大粒のスペシャル苺が
ありました。
▲Inatimyさん、そー、ロゼは薄いサーモンピンクから濃いローズ色まで、さまざま
ですね。ピンクドンペリの箱も黒にピンクのラインがはいったおしゃれなものでした。
「これは、奥様にどうぞ、ってもらったぶんだから」とNeが言うと、「社交辞令じゃなくて?」「違うわよ、ほんとにちゃんと私、いろいろやってあげたのよ」「じゃ、感謝して
飲みましょ」というわけで、すべての会話が直球。それも速球。
そうね、Inatimyさんのようにずっと日本じゃないと、なかなか集まれないわね。
生にんにく入りサラダは、スペインではアリって、伝えて、、あ、これ、読んでるはず。
「写真だと私のお料理もまずまず」って、ご満足でしたから。
TaekoLovesParis
▲hatsuさん、写真にはないけれど、シャンパンのあとは、ワインではなく、
日本酒でした。お正月ですものね。私は、日本酒っていうと、いつもおいしそうに
飲んでいるhatsuさんを思い出すんですよ。
▲babypinkさん、その後、風邪の具合はいかがですか?病気になると、
健康の大切さがわかりますね。おいしいはずのものがイマイチに感じてしまうのは、
さみしいですよね。あたたかくしてゆっくり休んでくださいね。
▲yk2さん、そーですね、熟成年数、値段から言ったって、ピンクのドンペリに
軍配が上がるのは、当然なんだから、くらべちゃいけませんね。私が、この
マリリンモンローが愛したというピンクのエドシック(ピペロゼって略すのね)を
好きなのは色とシュワ感。あとピンクのプラスチックのケースもかわいいので。
yk2さんは、女子の多い学校出身で、女子会に慣れていらっしゃると聞いて
ますが、きっと控えめで静かな方々ばかりのお集まりなのでしょう。私とJ嬢の
率直で楽しい語り合いを珍しいもののようにお書きになるんですから。
▲katsuraさん、見てるだけでおなかいっぱいって、いいですねー。
私は、見ると、とっても食べたくなっちゃうんです。で、何かないかなーって、
立って食べ物を探しに行く。
▲Bonheurさん、アマゾネスって、がんばる女性のことだから、Bonheurさんが
いらしても違和感が、、って書いたけど、年齢差がありますね。でも、考えてみたら、音楽や絵、旅行、食べ物、仕事の話などは、年齢に関係ないですね。
ひとりづつ話す「今年の抱負」がおもしろかったです。そんなこと考えてたのね、
っていうのが結構あるんですよ。
TaekoLovesParis
▲ルビーさん、はい、食べることに関しては、いいお正月でした。お年玉を
もらえないけれど、「お年賀」をいただくとうれしいです。私も「お年賀」用に
東京名物の虎屋のようかんの小さいのでも買っておこうと、思ったら、30日
のデパートの虎屋の前は大混雑。来年はもっと早く買っておこう、と思いました。
▲cocoさん、そー、予想してないピンクドンペリの登場で、うれしかったです。
私も今まで普通のしか飲んだことがなかったから、うれしかったです。
そ、私の友達だから、みんな食べものには、意見がいろいろと(笑)
みんな映画も好きです。
▲りゅうさん、アマゾネスは出会った男の人の一生を変えたりはしないけど、
(生贄だなんてとんでもない、丁寧におもてなしいたします)、女性の魅力いっぱいの
魔性の女は怖いですよ。独身のりゅうさん、お気をつけ遊ばせ~。