朝9時出発の遠足。
ガイド(英語)つきの車(3×3の9人乗りベンツ)を一日チャーターしてあった。
リスボンを出るときは、曇っていた空も薄日がさしはじめた。
「海ですよ。降りますか?」とガイドさんがきいてきたが、全員「No」
車の窓から撮った写真。
次の行く先は、ワイナリー。オリエンタル風の入り口。
ジョゼ・マリア・ダ・フォンセッカ(Jose Maria da Fonseca)
9時40分ワイナリー着。
「次のツアーは10時」と入り口に書いてあったので、その辺を散策して時間をつぶす。
14世紀に建てられた教会があって、中も立派だったが、ガイドブックにのっているのは
別の教会。つまり、この程度の教会は珍しくないってこと。
10時になり、ツァーがはじまった。
「私は、フォンセッカ家の者です。この場所は、昔、邸宅でした。」
壁には、メダルや写真がたくさん飾られ、奥の赤(ピンク)と緑は、ワインのボトル。
1834年から続いてるフォンセッカ家は、ポルトガルで、一、二を競う由緒ある醸造家。
昔のワイン造りの道具。
邸宅を出て、庭を横切って、ワインの酒蔵へと案内された。
歩きながら振り返ってみると、邸宅は、こんなに立派だった。
これは別棟。お庭の造りが幾何学的。
ぶどうの木のアーチ。枯れ木だけど、夏にはぶどうがたわわに、、のはず。
酒蔵の中。大きいのはマホガニーの樽。小さいのがワイン用のオークの樽。
ポルトガルの特産のポートワインは、発酵途中で、ブランデーを加える酒精強化ワイン。
ポルトで生産されたぶどうから作られたものが本当のポートワイン。地域限定は、
シャンパンと同じですね。
出来のいい年、80年分を集めた樽。
酒蔵を後にして、試飲部屋に移動した。
右の写真が無料試飲。
下の写真が有料試飲。プリペイドカードを買って、好きなボトルをプッシュして試飲。
表参道のビースティーズみたいなシステム。
一番安いのが3ユーロ。高いのはいくらだったか?横のカウンターで、おつまみ用に
チーズも売っていた。Fがさっそくチーズを買い、いろいろ試飲で、すっかりご機嫌。
「夜、みんなで飲みましょ」と、MMが結構高いののマグナム(大瓶)を購入。
もちろん、おいしかったです。左は歌姫がコンサートでいただいたワイン。
ワインの栓に使うコルクは、ポルトガルの特産。世界の75%を生産してるそうだ。
次の行く先、古都エヴォラに向かう高速道路の両脇に、コルク樫の木がずっと続いていた。
午前中から飲んだワインが効いて、皆、車中、莫睡だったけど。
前日の夜は、ポルトガルを代表するビール「サグレス」(SAGRES)が経営する
レストランに行った。元は修道院だったという建物。
どの壁も、色鮮やかな装飾用タイル(ポルトガル特産品)で、美しい。
はいるとすぐカウンターがあり、金色の生ビール用の栓が見える。
さっそく乾杯。
ポルトガルのパンは、そっけないパンだが、慣れてくると素朴でおいしい。
カニとピクルスの合えたぶん、生ハム(イベリコ・ペジョータ)
チーズに黒とグリーンのオリーブペースト。素朴なチーズだがあっさりしておいしい。
メインにお肉とお魚を頼んで、分けて食べただけど、写真もないし、何だったかしら?
お店の名前は、トリンダーテ(Trindate).「地球の歩き方」に出てて、ホテルから近いので
行ってみたけど、いいお店、オススメです。
ポルトガルの通貨はユーロだけど、物価は東京の7~8割。
カスタードを使ったお菓子がポルトガルの特産なので、カスタードプリンを頼んだ。
見かけよりおいしかった。
正面にあった装飾タイル。昔、修道院だったので、この絵なんでしょう。
お坊さんたちも、おいしいものを食べてますよ。
この記事へのコメント
pica
75%、ですか。
日頃考えたこともなかったけど、ちょっと驚きました。
いっぷく
プリンがおいしいのはやはりタルトとかお菓子がおいしい。なぜかポルトガルというと
卵料理などがおいしいから食べてみてはなんて。卵って世界中に普通にあるのにって思っちゃうけど、そんなことがガイド本に書かれていたのを思い出します。
うさぎ
最近ちょこっと飲めるようになったので、改めてワイナリーめぐりとかしてみたくなりました。
昔はポルトガルの地方の宿とかすごく安かった記憶があるのですが、ユーロになってからだとどうなったのかなあ。。
pistacci
私はビール工場見学の試飲でビールが飲めるようになりました(笑)
この写真のプリンの細長い型、アルミみたいなので昔あったのを思い出しました。
女子会のたのしそうな雰囲気が伝わってきました~♪
duke
be-sun
aranjues
飲んだ事がありません。ピルスナーは新鮮さが命ですから、
ザグレス直営レストランなら工場の次に新鮮なビールが飲めるはず、
うらやましいです。
チャーターした車でまず行かれたところがワイナリーですか。
ワイン三昧の一日を送るならともかく、古都巡る前にワイナリー
はやや無謀かと。でも、こちらもうらやまし~~。
野菜の姿のない実用的なディナーですね(笑)。
りゅう
おっきな樽かっこえぇ~!!
ちっこいほうの樽でいいので、インテリアに欲しいです。(^_^)
中身が入ってるともっとうれしい。(^_^;)
TaekoLovesParis
▲picaさん、ポルトガルといえばコルクというくらい有名(ちょっと大げさ)なので、
コルクのスリッパやバッグなども売ってました。スリッパは軽くてよさそうだったけど、結構いい値段だったので、やめました。最近は、ワインの消費が増え、コルクの生産が追いつかないので、ワインの栓もプラスティックのがありますね。
▲いっぷくさん、そう、干鱈が多いですね~。初日に「コロッケ」と書いてあって、人が食べてるのを見たら、白いので、じゃがいもだと思って頼んだら、干鱈のコロッケでした。イギリスのフィッシュ&チップスは好きですが、干鱈は、食べられるけど、、、です。以来、気をつけて、海老、タコ、ムールを頼むようにしました。
卵は日本のは味が薄いですね。フランスでおいしいと思うのは、バター、卵、じゃがいも。きっとポルトガルの卵も味が濃いんでしょうね。
「ドーヴァーの白い壁」って歌だったんですね。初めて聴く曲でした。
Digital Design Festival、おもしろそうですね。日本では、コンピュータ系は、
アメリカ発の情報ばかりなので、SAPという会社名も初耳でした。デジタルアートは、
Windowsのメディアプレイヤーに使われているので、おなじみだけど、こういう
新しい作品をを見てると、たくさんの可能性があることがわかりますね。今、世界的に自然との調和が叫ばれているけれど、デジタルアートの分野もそちらを意識した
ものになっていくんでしょうか。
Bonheur
TaekoLovesParis
▲うさぎさん、<最近ちょこっと飲めるようになった>→楽しくていいですよね。
私は、ワインに関心がないとき、山梨県のワイナリーに運転手役で行って、試飲も
できないから、庭の木ばかり眺めてたっていうことがありました。
ユーロになっても、ポルトガルは安いです。だから、ヨーロッパのリゾート地(避寒地)
になってるんですって。
▲pistaさん、<ビール工場見学の試飲でビールが飲めるようになりました>
→ え~っ、そんなことってあるんですね。ビール工場のはフレッシュだから、
苦味が少なくて、飲めたんでしょうね。
プリン、懐かしい形ですよね。もっとていねいに型から出さないと、って思っちゃい
ましたよ。音楽家たちは、レセプションにお招きされてたので、サポーター女子4名
での夕食でした。皆、飲める人たちだったので、よかったです。
▲dukeちゃん、このガイドさんは、プロなので、いろんな国から来た人を案内してる
んでしょう。海は他の国の人には喜ばれるんでしょうけど、日本人は、「海だ!」
なんて興奮しないわよね。しかも白砂青松の海岸を見慣れてるのに、この程度の
海じゃ(って辛口デシタ)。こじんまり可愛い教会を見て、「おっ」と写真を撮っても、
「なんでそんなの撮るの?」みたいです。ポルトガルは信仰心が厚くて、その辺中、
教会だらけ。だから、威風堂々の大きなぶんじゃないと価値ないみたい。
「地球の歩き方」、ポルトガルでは、役立ちました。
▲be-sun、ワイナリーは立派な所のほうが、見学をするのに、気持ちいいですね。
ワインの産地としては、ポルトのほうが有名なのですが、リスボンから遠いんです。
ここは、1時間くらいで行けるので、さくっと見に行くには便利です。
▲aranjuesさん、ザグレスは、とっても口当たりのいい軽いビールでした。ピルスナーなんですね。どうりで、日本のビールに似てると思いました。ザグレス直営なんだから、グラスに名前いれればいいのに、って写真を撮るとき、Aranjuesさんを思い出しましたよ(笑)。
ここでおいしかったのは、海老のフライって書いてあったけど、シュリンプ(小エビ)を煮立てたオリーブオイルにいれたぶん。「えっ、これが海老フライ?」って驚かれました。名古屋のとは似ても似つかぬタイプでした。私がメニューを見ながら、「○○はどう?」って言ってたので、野菜を素通りしちゃったようですね。
<古都巡る前にワイナリー>→ これは、aranjuesさんがよくなさってるコース
ですよ。まず一杯ってぶん。インフル上陸直前の神戸のディナークルーズの記事が浮かびます。
▲りゅうさん、<ワインもお料理もおいしそう> → その上、安いんですよ。
高いと憤慨して、値段を覚えてるけど、安いと値段を忘れちゃいますね。
樽は、サントリーのウィスキー工場での売店で売ってました。縦半分に切って、
植木鉢を並べてガーデニング用にどうぞ、でした。テーブルとしても使えますね。
りゅうさん、中味入りがいいって、樽ワインは、どれだけはいってるんだろう?(笑)
すごく多いですよね。
TaekoLovesParis
思います。ポルトガルのチーズは、どれもあっさりしてて、日本人には食べやすい
ですよ。ハム、これはイベリコ。隣の国スペインのです。
同じユーロだけど、食べ物に関して、ポルトガルは日本の2割安で、パリは日本の2割高。
チョコローズ
元修道院がワイナリーになるケース多いのですね。
私は最後のプリンが気になりました。
ポルトガルはカスタードを使ったお菓子が特産だそうですが
カステラの発祥の国でしたよね。美味しさを想像してみます。
TaekoLovesParis
なったんだと思います。
カステーラの国ですが、カステラそのものは売ってなくて、オレンジジャムを
芯にしたロールケーキやカスタードのシュークリームがどこでも売られてて、
もちろん、買って食べました。見かけより、おいしいときが多かったです。
生クリームのケーキは、全く、見かけませんでした。
ぶんじん
試飲、楽しいけど酔っぱらっちゃいそうでちょっと怖いなぁ。
てんとうむし
ポートワインの樽は、こんなに大きいんですね!
ポートワインにチーズに生ハムにプリン・・・好きなものばかりなので頭の中が妄想でいっぱいで、生唾ごっくんです(笑)
TaekoLovesParis
▲ぶんじんさん、カスタード大好きってことは、甘党ですね。
ポルトガルは、素朴で人が良くて、とっても暮らしやすい国だと思います。
試飲、おいしいワインは、ついついすすみますものね(笑)
▲てんちゃん、写真を撮るためにガイドさんからちょっと離れてたので、よく
聞こえなかったけど、ポートワインの原料になるブランデーもマホガニーの
大樽に入れておくんですって。
ポルトガルは、パリのように洗練されてないけど、食べ物がおいしくて安い
いい国です。
chicory
と言うか、私の周りではポルトガルにはまっている人がほんとにいっぱいいます。
ララアント
優雅というか 豪勢ですね。。。
ワイナリーもレストランも 歴史を感じさせる建物ですね。
雛鳥
私には、シチュエーションだけでおいしくなりそうです(笑)。
建物がどれもかわいいですね。窓の形や色合いが素敵です。
ポルトガルのパンというのは、確かにあまり聞いたことがないですね。
素朴感がおいしいとなると、良い小麦を使われているのでしょう。
プリンは固そうにも見えますが、おいしそうですね。
エッグタルトが好きなので、きっとあんな味なのかなあと、想像しました。
angie17
自分が行った気になりますね~(笑)
楽しそうです♪
kazu-m
でも、とても楽しそうで、行きたい虫が騒ぎ始めましたが、今年もスイスの申込金払ってしまったし・・・
ワインも、ポート以外はなかなか目にする機会がありませんが、赤も、白もフルボディのような色合いですね。
yk2
さすが“一人1本(以上)の会”会長(笑)。
ボルドーやブルゴーニュなんかじゃ、もう自分の誕生年ヴィンテージは年代なりによい値段(苦笑)でしょうから、ちょっと簡単には買いにくいけど、ポートやマディラは割合手頃な物もあるそうですね。そんなんでポルトガルへ旅行されると買われて来る人も多いようですが、taekoさんは~?。
Inatimy
↑ “一人1本(以上)の会”なら何年もつかしら♪
こういう見学ものは、すごく楽しいですよね。
スペインからポルトへ、ポートワインのワイナリーの見学に行ったことがあります。
甘いのがあったので、我が家好み♪
あ・・・夜、大瓶1本で足りたかな・・・?
あやっぴぃ
修道士さんたちがおいしいものを食べてるのも、うらやましいかも・・。
TaekoLovesParis
▲chicoryさん、ポルトガルは気候温暖、人は穏やか、物価はユーロ圏の中では
安い、なので人気の観光地なんですって。英語よりフランス語が通じるときが多いです。
▲ララアントさん、豪華な遠足は久しぶりでした。ポルトガルは、工業国ではないから、観光と農業の国です。日本の4分の1の国土に世界遺産が13もあるんですよ。大航海時代の豪華な修道院がたくさんあります。カソリックの人には、とっても興味ある場所だと思います。
▲雛鳥さん、エッグタルトはおいしいです。他にもカスタードのお菓子がたくさんありました。最後の夜に、いろいろ買ってみたものの食べられなかったので、それを持って早朝、飛行機に乗ったら、天候が悪くて1時間出発が遅れたので、コーヒーをもらって、それらを食べました。ことのほかおいしかったです。
▲angieさん、今回はいっしょに行った人たちが読んでいるので、正確に書かないと、クレームがつくので、一生懸命思い出しながら、書いてます。だから、こういう
コメントいただくとうれしいです。
▲kazu-mさん、スイスですか。いいですね~。ポルトガルは年齢的に上になっても
楽しめそうですよ。山登りがあるわけじゃないから。
ワインは安くておいしいです。値段が安いので輸送費をかけて、リスクがあって、となると、ワインでなく値の張るポートワインを輸出するようになるんでしょうね。
▲yk2さん、違う、ちがう、一人一本の会じゃなくて、「チーム・エレガント」。
チーム・エレガントでは、私は会長じゃなくて記録係。このツァーでも写真係&記録係。でもね~記録係って、普通、書くのが上手な人でしょ。だから、何で私?って
迷いを感じながらも、「えぃっ」で、書いてます。
このワイナリーは宅急便をやってないんです。輸送途中での品質変化の保障が
できないから、って。「日本に送ってください」って頼んだ友がそう言われ、「明日パリに行くのに、これ、持ってくのは」って悩んでました。のんびりした国で、あまり
商売気がないんです。
▲Inatimyさん、すごい量の樽でしたよ。何人で毎日飲めばカラになるかって、、でも、新酒がはいってくるから、計算複雑になりそう。奥には、鎖で立ち入り禁止になっている自慢の年代もののワイン部屋もありました。
Inatimyさん、ポルトにいらしたんですか。すごいなぁ。私たちは、本場ポルトは遠いから、ここで手を打ったんですよ。
夜、大瓶がすぐカラになったので、歌姫のいただきものも飲んで、、そのあとは、
どうしたんでしょ。皆で笑ってたのは覚えてますが。。
▲あやっぴいさん、修道士って、修行僧のようなイメージを持っていたけど、当時の
修道士はエリートだから、贅沢してたんですね。絵のチーズがおいしそうでした。
タイル絵って、ジグソーパズルっぽいですよね。