会期も終わりに近づき、7月5日までなのですが、、今週は夜8時まで開館しています。
pistaさんの記事に、「私も行きました、、」と、コメントをちょっと長く書いたら、
「記事にしてください」と言われ、日頃お世話になっているブログ友pistaさんからの頼み、
思い出しながら、さくっと。
全国の公立美術館に、どの絵にするかはおまかせで貸し出し依頼をして集まった作品群。
見たことのある絵もあれば、これが日本にあるのね、と驚くものもあり、退屈しない。
上の段左:サー・エドワード・ジョーンズ「フローラ」(郡山市立美術館)
きれいな絵。この美術館の「看板娘」との説明がき。
上の段右:フランソワ・ミレー「ポーリーヌ・V・オノの肖像」(山梨県立美術館)
ミレー作品をたくさん持っているので有名な山梨県立美。
下の段左:ピカソ「青い肩掛けの女」(愛知県立美術館)
ピカソの青の時代、「自画像」(20歳)を思い出す。
下の段右:キスリング「オランダの娘」(北海道立近代美術館)
イラストっぽい女性像が多いキスリング。代表作の「ミモザ」は黄色がみごと。
以上4枚の絵は全部左向きの顔だが、これは右向き。
エゴン・シーレ「カール・グリュンヴァルトの肖像」(豊田市美術館蔵)
エゴン・シーレの作品は日本に数枚しかないので、これは貴重。
右は、シャガール「オルジュヴァルの夜」(高知県立美術館)
チラシに使われている絵は、藤田嗣治「私の夢」だが、同じく藤田嗣治の「アントワープ港」
(島根県立石見美術館)は、きちっと写実的に描かれている風景画。茶系の色合いが幻想的。
日本画もたくさんある。日本の近代画の有名人が勢ぞろい。黒田清輝、浅井忠、青木繁、
横山大観、岸田劉生、小磯良平、梅原龍三郎、三岸好太郎などなど。。
特に印象に残ってるのは、河野通勢「聖ヨハネ」、松本竣介「東京駅」、山口蓬春「紫陽花」
左:小杉放庵「金太郎」(栃木県立美術館) 右:岡鹿之助「遊蝶花」(下関市立美術館)
この記事へのコメント
バニラ
エゴン・シーレの作品、初めてです。 でもすごくいいなぁ。
シャガールを観ると20代の頃、シャガール一辺倒だったのを思い出します…
人生の層が厚くなるにつれて、好みの絵も変わってきたけれど。
pace
こう一同に集まると壮観ですね
roseadagio
アンディウォーホルのジャッキーの絵が見られなくて残念でした。でも「ダイヤモンド・ダスト・シューズ」の絵も素敵でした♪
いっぷく
こうしてなかなか行けない地方美術館から借りて一堂に集めて東京で見られるって
素晴らしい企画ですね。
日本の美術館の蒐集品はレベルも高いので名品がたくさんありますね。
ぎーこ
公立の美術館でも様々な作品を持っていますし、
それを一度に見れるなんてすごく贅沢な気がします。
東京は演奏会も美術展も良いものが多くて、
お金と暇があったらしょっちゅう行きたいと思うくらいです。
にこちゃん
時々訪れてお茶飲みながらゆっくり見ます。
ホント、日本は個人でも企業でも国単位でも、
まだまだすごいもの「保有」しているんですよね。
一度に「味わえる」なんて高級チョコレートの素敵なギフトボックスみたいです~
Bonheur
私は、母の地元の美術館が出展している、ポンポンのしろくま(オルセー美術館にもあります)と、ピサロの絵がお目当てです♡
kazu-m
ボッテチェリの絵を彷彿とさせます。
ミレーの「ポーリーヌ・V・オノの肖像」も、好きな絵です。
こんな企画展も良いですね。
上京が来週なので、見れないのが大変残念です。
ご訪問と、いくつかのコメントありがとうございます。
そうですね。
マカロニウエスタンのロケにも使われたほどですから、荒涼とした世界が続くかと思えば、スイスかオーストリアのアルプスの中にいるようなところもあって、飽きませんでした。
ミラージュ、良くご存知ですね。
ファンボローの航空ショーですね。
ミラージュで思い出しましたが、モンサンミッシェルに行ってみたいと思った理由が、実はミラージュのプラモの箱に書かれた、モンサンミッシェルの上を飛ぶみらーじゅの箱絵。
実際、モンサンミッシェルの上を歩いていた時に、突然ジェット機の爆音が、反射的に見上げると、我々を歓迎するかのように、近くを旋回していくミラージュが、誰にも分からない不思議な因縁と、感動を覚えました。
てんとうむし
風邪をこじらせてしまったので、おそらく行けないのですが、「ポーリーヌ・V・オノの肖像」はぜひ実物を見てみたいので、山梨へ行く計画を立てたくなってきました。
pistacci
早速、書いてくださったのね♡♡♡~私の方にも、追記しました。
写真がなかったので、省略しちゃったのですが、シャガールの《オルジュバルの夜》は彼の前妻の死・再婚・子供の誕生という日々が一枚に描かれていて、とても印象が強かった。載せてくださって、うれしい☆
シャガールのイメージが代わった一枚でした。
また何年か後に開いて欲しいですね。
mami
西洋画に関しては、仰るとおり、ほう、これが日本にあるのか、と思うような佳品もあり、日本人の画家では寡聞にして名前も知らなかった作家の良品に巡り会えて、なかなか楽しかったです。
日本画は、江戸以前のものがなかったのが残念でしたが。
TaekoLovesParis
▲バニラさん、20代はシャガールが好きだった、ときいてバニラさんならきっとそうね、とわかる気がします。
シーレの作品が初めて、と、のことだったので、私の2006年1月20日(サイドバー・カレンダーの下の2006年1月をクリック)の記事に小さいけど3枚シーレの絵があります、、ところが、バニラさん、いらしてくださってコメントも、、なのに私、何も答えてなくてゴメンナサイ。いま、返事書きました。
▲paceさん、競演ですね。「あ、これ、見たことある」というのが数枚ありました。
企画展のたびに貸し出されている人気の絵なんでしょうね。
▲roseadagioさん、ほんと、いい展覧会でしたね。第二弾があるといいですね。
アンディウォーホルのジャッキーは、私はNYのグッゲンハイム美術館で見ました。roseadagioさん、昨年NYで、グッゲンハイムはいらしゃらなかった?
マリリンモンローの8枚(16枚?)もありますね。
▲いっぷくさん、私もいい企画だと思いました。こういう交流はいいですね。
日本にもいろいろありますが、ロンドンの美術館群とはスケールが違いますよ。
コートールド美術館、ヴィクトリア&アルバート美術館は行ったことがないので、
いつか、ぜひ、って思っています。
▲ぎーこさん、京都市立美術館からは「浅井忠」の絵が来ていました。
浅井忠は、平安神宮の近くにアトリエがあって、その建物が今も「関西美術院」として使われています。前を通ったことがあるのですが、赤いレンガの門、その脇に
竹がそよいでいて、風情がありました。
hatsu
「オルジュヴァルの夜」、ステキですね~。
いつか実物を、見に行きたいと思います^^
やまがたん
出張につき訪問&応援のみとなります☆
coco030705
最初の「フローラ」が美しいですね。サー・エドワード・ジョーンズというからには、
イギリス人の画家なんでしょうか。看板娘にふさわしく素敵。
エゴン・シーレも好きです。以前、奈良で「クリムトとエゴン・シーレ展」というのが
来てたのに、見逃してしまいました。残念でなりません。やはり、行きたいと思ったら、なんとしてでも見ておくことですね。
歌舞伎座のさよなら興行も、なんとしても行かなくちゃ、と思っています。
ルビー
エゴン・シーレのある豊田市美術館・・・結構近隣です。ここは建物も、今のニューヨーク近代美術館と同じ谷口吉生氏の設計というモダン建築のすぐれものです。
Inatimy
お勧め作品が一堂に集められるわけだし、
その美術館に足を運ぶきっかけになるかも。
一枚目のサー・エドワード・ジョーンズの絵を見て、
こんな雰囲気の絵、どこかで見た、どこだっけ・・・と
探しに探してようやく判明。
ブリュッセルにあるベルギー王立美術館で
彼の「プシケの婚礼」という絵を見たのでした。
図録買ってて良かった(笑)。
すっきり眠れそうです。
匁
「金太郎」は栃木県立美術館とあります。以前に見たことがあると思います。栃木県立美術館に行ったのはずっと前のことですが?!。
この展覧会は正直なところ入口まで行ったんですが、前でやっているグループ展にひかれてそちらに入ってしましました。描きたての大きな絵で油の臭いが充満して苦しかったです。
yk2
小杉放庵の「金太郎」と岡鹿之助の「遊蝶花」って僕も好きな絵だなぁと思った2枚です。特に後者はルソーみたいな背景にルドンのような意味有りげなパンジーがなんとも不思議な対比。
りゅう
これはあくまでも公立の美術館。
ポーラ美術館やブリヂストン美術館といったものを含めると、
国内には凄い作品がいっぱいあるということを改めて実感しました。
イヴ・クライン《人体測定ANT66》という青色のスプレー作品がとても見応えありました。
そして、シロクマくんに私の大好きな埼玉のピサロも。
私の感想記事はいつになるんだろう。。。(-_-;)
ララアント
>見たことのある絵もあれば これが日本にあるのね・・・<
退屈しない・・・なるほどと思いながら拝見しました。
TaekoLovesParis
サイト見てみました。山の中腹にあって、コレクションもよくて、のんびりできそうな
所ですね。桐生は昔、栄えた所だから、文化の土壌があるのを、にこちゃんの記事
を読みながら感じてます。
TaekoLovesParis
「フランソワ・ポンポンのしろくま」は、↓でコメントをくださってるyk2さんのお気に入りNo2で(No1はアイコンの青カバ)、yk2さんのサイトのサイドバーの写真に時々登場
しているので私もおなじみ。館林にも美術館があるんですね。
ピサロは、大丸のピサロ展のポスター絵とは違うけど、同じ場所のでした。
TaekoLovesParis
「フローラ」は種をまく美女。種をまくと足元にすぐ花が咲く、そう説明がついてました。フローラのドレスもきれいですし、ふりむきざまという構図にもひきつけられました。会期がご上京の日程とずれてしまい残念ですね。
ミラージュに導かれていらしたモンサンミッシェルで、ミラージュの姿を上空に
見かけるとは、不思議な因縁で、心に残りますね。
航空ショーは好きで、札幌・千歳、埼玉県所沢・航空公園のを見に行ったことがあります。浜松基地では、ブルーインパルスの練習がおもしろかったです。
kazuさんの岩国航空ショーの写真、すてきです。
duke
ヒデキヨ
berry
いくつかは知っているけど、市立までは . . .(^^;)
山梨県立美術館に行ってみたい。
ホンモノを観る、ホンモノを聴く、それって大事だと思っているのに
なかなか行動しません。いけないわぁ〜。(汗)
kazu-m
写真の褒め頂ありがとうございます。
大天使ミカエルの、お告げにより作られたモンサンミッシェルだけに、天使に導かれたのかもしれませんね(笑い)。
千歳も行かれたのですね。
北海道旅行と併せて、行ってみたいところです。
航空公園は行った事がありますが、航空ショーが有るとは知りませんでした。
僕は、入間には良く行きますが、サンダーバーズを観に、三沢と百里にも行きました。
三沢は快晴で、バーズの破天荒なアクロに度肝を抜かれた思い出があります。
後は偶然に、アメリカ海軍のブルーエンジェルスのアクロを、シカゴで見れました。
きちとは違い、摩天楼の脇で繰り広げられるアクロも、まさにアメリカンでした。
りんこう
名品展はまとまりがないかもしれませんが、
有名画家の作品をまとめて鑑賞できるのでお得ですね。
日本画も有名どころがずらりなんで観に行きたかったなあ…。
TaekoLovesParis
▲てんちゃん、風邪はよくなりましたか。元気じゃないとどこへも行けないから、
お大事にね。山梨県立美術館は、私が行ったときは「種をまく人」がはいってすぐの
ところにあり、意外な大きさに驚きました。
▲pistaさん、見てから日がたってしまったので、pistaさんに言われなければ
記事にしなかったはず。後押ししてくださって、ありがとう。
シャガールの《オルジュバルの夜》の背景を知らなかったので、なるほど~、
でした。第二回、という企画に期待したいですね。
▲mamiさん、百花繚乱、今、考えると、隣に展示されているものと、あまりつながり
もなく、、でも、楽しめました。それぞれの作家に特徴があるので、「あ、○○」という
見方をしていたのでしょうね。
▲hatsuさん、地方の美術館見物も楽しいですよ。近くでは、静岡県立美術館には
ロダンがたくさんあります。私は埼玉県立に行きたいと思いながら、まだ実現していないのですが。。
▲やまがたんさん、東京での物販店、お疲れ様でした。きっと今頃は、鳥海山を
眺め、ほっとなさっていらっしゃることでしょう。
▲Cocoさん、サー・エドワード・ジョーンズは、英国のラファエル派前期という分類
にはいっています。川に浮かぶ「オフェーリア」の絵のジョン・エヴァット・ミレイや
ロゼッティなどと同じような時代で同じ派。挿絵のような雰囲気がありますね。
私は、この辺りの画家が好きです。
「クリムトとシーレ」は、私はパリでいい展覧会を見て、今でも印象に残っています。
行きたいと思ったら、行ったほうがもちろんいいけど、「あの人、仕事より遊び優先」ってイメージが定着するのも、、悩むところです。
▲ルビーさん、豊田市美術館は建物が谷口吉生の設計なんですか!ますます
行きたくなりました。トヨタの自動車博物館にも行きたいので。
TaekoLovesParis
▲Inatimyさん、「プシケの婚礼」で検索したら、ベルギー王立のが出ました。たしかに印象に残るきれいな絵ですね。しかもフローラと違って大勢。美しい人の行列。
ベルギー王立美術館、私も行ったけれど、「王立美術館20の名画」という薄い日本語版を買っただけ。プシケはベスト20にはいってませんでした。
▲匁さん、実は私も都美術館へは、これを見に行ったのではなく、「モダンアート展」
のチケットをいただいて、そちらを見に行ったのです。で、ついでに、はいったら、
意外によかったんですよ。
金太郎、かわいくて印象に残りました。
▲yk2さん、この展覧会の記事、アップなさったんですね。さっき見て、びっくり。
しかも、トップに、ラマンチャの絵(笑)。〆がオルセーの「しろくま」。
↑のコメントで、Bonheurさんに、yk2さんのお気に入りNo2「しろくま」とご紹介
したばかりだったのですよー。
岡鹿之助の「遊蝶花」のyk2流解釈がよかったです。
って以上、そちらにコメント欄がなかったから、ここで。
▲りゅうさん、りゅうさんに言われて初めて気づきました。たしかに、これは公立
だけですものね。バブル期は日本に名画がたくさんはいって来たという点でも、
よかったですね。
イヴ・クライン《人体測定ANT66》に注目してくださって、うれしいです。
前に記事にしたように、イヴ・クラインのブルーが好きです。オリジナリティもね。
埼玉の作品の前では、「りゅうさん!」と思いましたよ。
▲ララアントさん、お忙しいのにコメントをありがとうございます。
美術館で絵を見たあとは、必ず、お茶の時間。買った絵葉書や出品目録を見る
のがお気に入りのひとときです。
TaekoLovesParis
▲dukeちゃん、こういう企画もおもしろいから、第二弾があるといいな、って思います。この展覧会がきっかけになり、ある絵目当てで、地方美術館に行く人がいたら、集客効果がありますよね。
▲ヒデキヨさん、そう、おっしゃっていただくと、うれしいです。絵は説明されるより
、見たほうがずっとわかりやすいですものね。
▲berryさん、山梨県立美は、かなり規模が大きくて期待を裏切りません。
甲府だから、蓼科の帰りに寄れますよ。
ホンモノはやはり感動度が違いますね。
▲kazu-mさん、モンサンミシェルは大天使ミカエルのお告げでできたから、
サン(聖)ミッシェルなんですね。
千歳は札幌に住んでいたときに行ったんです。三沢、百里、入間、岩国、と
たくさんいらっしゃってますね。
アクロは見てるほうも、どきどき、ですよね。シカゴは昨年行ったので、摩天楼の
脇で繰り広げられるアクロ、が容易に想像できます。こわそうです。
▲りんこうさん、なぜ左向きが多いのでしょう?しかも右向きはエゴン・シーレの
自画像って、シーレは反逆者をねらってる?
りんこうさんもいらしたら、ご存知の絵が次々出てきて、おもしろかったと思いますよ。平野政吉美術館は、りゅうさんのご指摘どおり公立じゃないから
、出品がなかったけど、貸し出すとしたら、やはり、フジタでしょうね。
danke
初期の作品かなぁ?逆に晩年?でしょうかね。
TaekoLovesParis
7000のキリ番でしたね。私はdankeさんのところで、350番(7000÷20)の記念
カードをいただいて大切に持っています。私に合わせてパリの景色を背景におしゃれな書体の文字でした。
小杉放庵の「金太郎」は昭和19年の絵。ご推察の通り、63歳のときの作品です。
元気いっぱい、熊にまたがる金太郎の笑顔、かわいいです。