この店は閉店しました
渋谷の松涛、閑静なお屋敷街にある一軒家レストラン「シェ松尾」に行った。
観世能楽堂と都知事公邸の間の道沿いの白い門の家。
12時の予約。門のところで、サービスの人たちがお出迎えで待っていてくれた。
打ち水の跡のある石畳をぽんぽんと歩き、お玄関に通される。
「お庭をごらんになりますか?」
閑静な庭から見た建物は、蔦におおわれている。
席数はあまり多くなく、こじんまり。壁には、いろいろな絵がかかっている。
桜の季節なので、私は桜のカクテル。友達はロゼのシャンパン。
ここのメニューは決まったコースのみ(8400円)。
一つめの前菜は、たらば蟹のムースリーヌ。グレープフルーツのゼリーのせ。
横に添えてあるのもグレープフルーツ。
濃厚な蟹の味をグレープフルーツが、さわやかに包む。
二つめの前菜は、「きんつばとアイス?」と思える和の雰囲気。
きんつば風は、エンドウ豆のガレット。中にフォアグラをはさんである。
横の茶色の鴨のジュ(汁)をつけて食べる。
アイスに見えたのは、ビンサント(デザート用白ワイン)バター。
三つめの前菜は、ホワイトアスパラのムースとポタージュ。
中央の茶っぽいのは、ゴマのペースト。
これに合うおすすめ白ワインは、「Rully」
メインの魚料理: さいの目の鰆、菜の花のピュレのせ。
ヴィネガー風味のビーツのブイヨンソース。
八幡平ポークのロースト、マスタード風味。3種の調理法のたまねぎ添え。
(写真なし)
これに合うおすすめワインは、スペインワインだった。
デザート:左上 苺、ベリー、オゼイユなど赤い果物の赤ワイン漬け。右上 ケーキ
左下 クリームチーズケーキ、カスタードクリーム添え、
右下 ピスタッチオのアイスクリーム
玄関脇の部屋には、ガレのかなり大きなランプがあり、壁にシャガールの絵。
さらに廊下の壁には、ピカソのスケッチブックからという画用紙の絵が10枚。
絵が好きなオーナーのコレクション。
もともとこの家は、明治時代の外交官の家だったとのこと。
「シェ松尾」は、デパートにカジュアル版の店やカフェを出しているが、ここが本店。
帰路、友達から携帯に電話。
「今晩のFのピアノコンサート、私も行けるから、夕ごはんいっしょに食べよう」
「うん、でも、コンサートの前じゃなくて終わってからにして。今、おなかいっぱいだから」
補助席も出た満席のコンサート。メンデルスゾーンのピアノ、ヴァイオリン、チェロの
三重奏が いいコンサートだった。
☆コメント欄、少し忙しいのでお返事はできない と思います。スミマセン。
この記事へのコメント
Krause
aranjues
どんなところかは知りませんが。
さすがに料理も洗練された様子、メインのポークは
よほど美味しかったんでしょうね、写真撮撮そうと思ったら
もうなかった?(笑)。
これだけ食べてワイン飲んでからコンサート行ったら、私なら
100%夢の中です。
whitesox
このレストラン、行ったのはもう10年以上も前になりました。また、
行って見たいですね。
いっぷく
〇邸に越す前の〇〇総理のジョギングコースでしたね。
レストランとはわかってましたがなっとくです。
pace
berry
最近、夕飯のお酒はスペインワイン(赤)です。
料理は何でもありだけど。(笑)
それにしてもオシャレなコースですね。
シャガールの絵画に見つめられてのランチ、ステキ。
ピカソのスケッチブックからという画用紙の絵、見てみたいです♪
Luna
参考になりました。ありがとうございます^^。
kakasisannpo
良い絵に囲まれて
Bonheur
凄い目の保養になりました!
てんとうむし
匁
恐れいいりました。その上お出迎えまで!!!。すごいところでまたまたお食事ですね。
このblog記事だけでは勿体ないような気がします。
「ミシュランガイド東京」ならぬ「美酒蘭ガイドTaeko」出されては?。
ララアント
嬉しく思います・・・といっても ガレのランプ シャガールの絵
ピカソのスケッチブックetc 何も気が付いていません。
2階の「雅子さまがお忍びでこられた」という売りのお部屋で
お食事をしました。
2年前のたまたま大雪の日で タクシーの運転手さんも
お店を通り越したりで 他の連れも中々着かず 大変なことになったのを
思い出しました。
でも お料理と ワインと そして おもてなしは「最高」と感じました。
バニラ
気になったのは、ビーつのブイヨンソースと3種の調理法の玉ねぎ、それから
ピスタチオのアイスかなぁ~♪♪
Inatimy
yk2
Inatimy
スペイン・ワインでも美味しい白があるけれど、それでも赤く染まったら・・・どうしよう・・・。 ふふ、ちょっとマジックみたい♪
TaekoLovesParis
赤黒く染まっちゃったの。cdmさんもおっしゃってたけど、安いワインにそういうのが
あるんですって。もちろん赤ワインね。
おいしい白、これからは白の季節、飲んでみたいなぁ。
pesquera 、調べてくださってありがとう。グラス1800円だったから、結構いいワインなんでしょうね。
c-d-m
と書こうと思ったらワインネタ振りされてる?
リュリーの白は美味しいですね。大好きです。
鉄漿になる赤ワインは基本的に値段に関係なく、若くて渋いワインが全て可能性がありますね。
これからの季節、スペインのワインといえばカヴァがかなり素敵です。
これなら殿方の財布にもご婦人の唇や笑顔にも優しいですね。
以下、割愛。^^;
Inatimy
CAVAは、スペインでクリスマス時期に大々的に宣伝されていたので冬のイメージがありましたが、これからの季節にもいいんですね。 今のヘレスがなくなったら、買って見ようかな。
kazu-m
前菜の2品、同じような盛り付けの中で、色、盛り付け、器で和と洋の演出、他の料理もさすがトップシェフのセンス。
リュリーの白、ブルゴーニュの中では軽めだったような記憶がありますが、シャルドネのナッティーさと、Wアスパラとポタージュの甘さとコクと良く合いそうですね。
ティント・ペスクレですか、日本でまだ知られていない頃、レゼルバを飲んだことがありますが、フルボディで果実味の凝縮されたワイン。
八幡平ポークは始めて知りましたが、イベリコ豚と合いそうなので、そんなイメージでしょうか。
でも、量とヴィンテージが分かりませんが、グラス1800円ですか・・・
hideKING666
羨ましいデス( ̄▽ ̄)
duke
りゅう
ペスケラおいしいですよね。私も好きです。(^_^)
デザートがとっても魅力的です。しかも4つだし!!(*^¬^*)