ライトの家とスタジオは、郊外のオークパークという閑静な高級住宅街にあり、
ライトの設計による26軒の立派な邸宅が今でも残っている。
オークパークへは、美術館のすぐそばから電車で20分。
駅を降りてから、地図を見ながら歩く。2ブロックほどで、緑豊かな公園が見え、
ここから、ライトの住宅街がはじまる。
この家は、Moore Dugal邸 (1895年)
ライトに、仕事がたくさん来ない頃、友人のMoore氏が依頼した家。
Moore氏の希望で、英国チューダー王朝風だが、塀のブロックはライト好みのマヤ建築風装飾。
旧帝国ホテルにもこんな丸い石の装飾が使われていたような。。
私が写真を撮った邸宅は、歴史的建造物と看板があったものだが、
実際、今も住んでいたり、売りに出されているものもあった。
一番上の写真のライト邸を横から見た所。
随所に装飾が施されていた。
ライトの邸宅に隣接しているこの白い家は、スタジオ(設計事務所)。
予約制で、邸宅内、スタジオ内を見学できるが、1週間前で満員だった。
高級住宅地なので、人が全くいない。昼間でも誰も歩いていない。
しーんと静まりかえって、、、こんな所で、撃たれたらどうしよう、と急に心配になって、
もう1ブロック先のヘミングウェイの家も、その他、有名邸宅も見ずに、ライト邸を見た
ところで、足早に引き返した。
ひとり旅はこわい、と思った。
往復に使った電車は、シカゴのダウンタウン内では、高架になっていた。
摩天楼の中をくぐりぬけて、ガタゴトと走る。手前に見える白いのがプラットホームの屋根。
ホームとホームをつなぐ木造の橋から撮った写真。
どこまで乗っても一律2ドルと安い。
駅を出た所で、マックを発見。
昼のごはんがまずかったので、マックなら大丈夫(*^^*)
日本の100円マックと同じく、1ドルメニューがあり、今週の1ドルは「ダブルチーズバーガー」。
喜んで持ち帰り用に2個買った。ところが、50メートル歩いたら、またマックがあり、さらに、
またマック。。シカゴはマックの発祥の地で、角々にある。もっとホテルに近づいてから買えば
よかった。。
ホテルは、映画の撮影にもよく使われる装飾がすばらしいヒルトンだったから、
ドアマンが立っているのを見たとたん、マックの袋を提げて、は場違いかな、って思った。
部屋でコーヒーをいれて、ようやく、ゆっくり、くつろいだ。
この記事へのコメント
いっぷく
外国で一人で歩いていて他に人影がないやはり不安な気持ちが沸きますよ、その場から足早に去りたいです、そんな時ワルそうな集団がいてこっちをにらんでいたら引きかえしたくもなります。
ヘミングウェイの家っていろんなところにあるんですね、NYとかフロリダにもあるし。
julliez
田舎だと鹿とかウサギに遭遇する程度ですけど(´ω`*)
昔、NYの前はマイアミ在住だったのでその頃にパパ・ヘミングウェイのキーウエストのおうちに行った事があります。
猫がイッパイ。
英語よりスペイン語圏で欧州人も多くてちょー楽しかったです。
マイアミは逆にNYよりも人気の無いところは危険でどんなに短い距離でもタクシーを使うようにマイアミ・ヴァイスに言われましたっけ。
(当時、リアルタイムで流行っていました。20年位前ですけど・・・。)
アメリカ、懐かしいけど本気でご飯が不味すぎるのでちっとも恋しくないです。
でもメキシカンやキューバ料理は美味しくて救われました。
西海岸と違って、当時はありえない不味さの日本食がありました。
きっと潰れてると思いますが、ふと思い出しました。
それに比べたら今の合宿生活は極楽だなぁと思い直しました。
ありがとうございます。
TARO
怪しいかも。。。と、警戒しちゃいます^^;
自衛は大事ですね、しかもアメリカの住宅地。
ライトの設計の家はどこも心地良さそうですね。
とらion
フランクロイド・ライトを知りませんでした。
フランクロイド・ライトの家に行ってみたい、観てみたいと思うのもすばらしいですが、実際に行ってしまうのもすばらしいです。なお、一人での旅行も凄いです。
邸宅ですね、昔の映画に出て来るような。ひょっとすると寝室が10室くらいは有るのかな?こんな広い家だと掃除も大変でしょう?
(考えるだけヤボ?!)
綺麗な風景ですがヤッパリ安全を気にする街なのですね。工業都市のイメージは持っていますが。
マックは安全なのですか?人種差別も無く?
TaekoLovesParis
▲いっぷくさん、マックの1号店は郊外なんですよね。街の中心部には
数年前にオープンした50周年記念店があると、案内書で読みましたが、わざわざ探すほどではないかと思って。。
<他に人影がないやはり不安な気持ちが沸きますよ>
→男性の、外国慣れなさってるいっぷくさんでも、そうなんだとわかって、ちょっとうれしいコメントでした。
<ヘミングウェイの家っていろんなところにあるんですね>
→なるほど~、だから、ここは、ヘミングウェイが少年時代を過ごした家と書いてありました。高校までここにいたそうです。
いろんなとこにあるときくと、行かなかったことも悔やまれません。
▲julliezさん、<人気の無い都会の街中って恐いですよね。>
→やっぱり、そうなんですね。今後、気をつけます。
特にアメリカは、携帯が通じなかったし。。
有名な6本指のネコは、キーウェストにいるんですね。私は、キューバ
かと思ってました。
<英語よりスペイン語圏で>
→なるほど~、スペイン語圏だったから、スペイン内乱に従軍して特別の想いを持っていたヘミングウェイには、住みやすい場所だったんですね。
マイアミ・ヴァイス、、そういえば、ビデオで借りて見てました。
食べ物は、パンひとつとってもフランスですよね!
TaekoLovesParis
▲TAROさん、そう、日本でも最近は、普通の人が巻き込まれる犯罪がふえてますものね。用心、用心。
<自衛は大事ですね> → はい、実感しました。
▲とらionさん、マックは、買っただけで、中で食べなかったので、雰囲気まではわからなかったけど、観光客や家族連れが多かったので、安心でした。街の中心部は、人が大勢繰り出して安心なのですが、やはり、ちょっと郊外に出ると、しーんと静まりかえって、こわいです。
電車もはじめのうちは、一両に数人乗っていたのですが、一人減り、
二人減り、で、最後には、私とちょっと怪しげな人だけになってしまったので、降りて次の電車に乗り換えました。電車も乗るときには、よさそうな人が乗っている車両を選ばないと、、これも教訓でした。
知らない街での一人旅は、今までどおり、美術館と人の集まる名所だけにした方がよい、と思いました。
sakikop
ライトの邸宅、とても立派ですね!
そしてスタジオは予約制なんですね〜。外観はもちろん、中もきっと立派なんだろうなあと。こうゆうところに一人でというのが私には真似できないので、Taekoさんホント凄いなぁとびっくりしていました。電車での記事は読んでいて怖くなりましたが、無事で良かったです(^^)お部屋のコーヒーでホッですね。
pistacci
何事も無く、何よりです。
アメリカの、広くてゆったりとした邸宅、あこがれます。
TaekoLovesParis
ライト設計の邸宅は、天井が低いんですって。それは、構造上のことじゃなくて、ライトが身長が低かったからだそう。ダイニングの椅子やソファーもライト自身が設計していて、部屋に調和するようになっています。椅子はシカゴ美術館で見れました。
いっしょに行ってくれる人がいなかったので、あまり深く考えずにひとりで行きましたが、しばらく、知らない場所へのひとり旅はやめておきます。
TaekoLovesParis
かよりん
でもやっぱり海外ひとり旅は、Taekoさんほどの慣れていらっしゃる方でも怖いのですね・・・。
用心するにこしたことありませんよね。
てんとうむし
素敵な街並だなぁ・・・と思ったらやっぱり油断大敵なんですね。
何事もなくてよかった。
ヒルトンにマックの袋を抱えて戻るTaekoさん、お茶目でステキです。
もちろんポテトも一緒でしょ?
^^
coco030705
フランクロイド・ライトの家、素敵ですね。私は明治村で、帝国ホテル旧館を見たとき、なんてきれいな魅力的な建物だろうと思いました。
このお写真の建物もいいですね。いまだに人が住んでいるのがいいなと思います。
スペインのガウディの建てたアパートも人が住んでいるんですよね。やはり建築も見るものではなく、住むべきものなのでしょうね。
高級住宅街で人がいなかったら、すごく心細いですよね。ご無事でよかったです!
yk2
こんな邸宅に住めるようなオトナになりたかったです・・・(苦笑)。
それにしても、贅沢好きな(?)taekoさんをしてテイクアウトのマックでの夕食を2回も選択させるアメリカの食事情、恐るべし(^^;。
Inatimy
そういえば、昔、ユニバーサルスタジオでマイアミ・ヴァイスのショーを見たっけ。
マックの匂いをぷんぷん漂わせながら、ヒルトンに入っていくTaekoさんを想像して、スゴイ度胸だなぁ、と恐れ入りました。
私なら、アメリカひとり旅すらも無理・・・。
bonheur
自分が大昔に学校のプチ修学旅行で行った愛知県の明治村に、確かライト作の帝国ホテルの玄関部分が復元されていた記憶があります。
私も建築を見るのが大好きで、特に高級住宅街と聞くとわくわくします。
アメリカのご飯、私もダメです・・・ 昔、出張で行った際、てきとーに入ったレストランで上司とステーキとサーモンのグリルをそれぞれ頼んだのですが、量は半端ではなくあるのに、一口手をつけただけで食欲なくなりました・・・ 私は仕事以外で訪米したことはないのですが、せめてご飯が美味しかったらプライベートでももっと行っていたかもしれません。
とらion
こんばんは
フランクロイド・ライトは「スポルディングコレクション」の収集に大きく寄与したことが放送されました。
この記事読んでなければスッと通り過ぎてしまうところでした。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080907.html
katsura
ライトの建築は独特の味わいがありますね。おじの借家がライトのお弟子さん(日本人)の設計だったので、ライトのことは印象深いです。
TaekoLovesParis
▲かよりん、パリの友達の家にいるとき、そこから、1泊ひとり旅は、
何回かしました。毎回携帯を持たされ、場所を移動するたびに報告させられていました。今、思えば危ないから、という親(友)心だったんですよね。ところが、今回は、携帯も通じないし、心細さもいっそうでした。
次は、道連れを探して出かけます。
▲てんちゃん、勇んで出かけたけど、怖気づいて、、でした。
用心、用心、なんですよ。だから、マックの袋を持って街を歩いていると、それがお守りのような気がして安心でした。ポテトは温かいほうが
いいですね(苦笑)
▲Cocoさん、見たい一心であまり考えずに出かけちゃって、怖かったけど、やっぱり見てよかった、と、今頃、思っています。
明治村、私も行きました!建物自体はまだまだ使えても、日比谷で
低層では効率が悪かったから、建て替えることになったんですね。
家は住まないと痛むというから、住んでこそ、なんでしょうね。
ガウディの「カーサミラ」、窓があいていて、そこから部屋の中がちらっと見え、生活感があってよかったです。
▲yk2さん、<こんな邸宅に住めるようなオトナになりたかったです>
→まだオトナになって○○年のyk2さん、これから先、じゅうぶん
可能性がありますよー。
▲Inatimyさん、<スパイダーマン2の映画を思い出しました・・・。>
→そう、その通りね!両側のビルから、飛び降りてきそう。
ERの病院は、この高架鉄道の横にある設定なんですって。でも撮影のほとんどは、ロスのスタジオだそう。
古くはギャング、アルカポネの「アンタチャブル」がシカゴ。
Inatimyさんは、食べ物のことになると、すごーく想像たくましくなる(笑)
マックからホテルまで、ちょっと歩くし、windy city という別名もあるほど、風通しがよいので、においがとんでくれました。でも冷めたポテトは、ね。。
TaekoLovesParis
▲bonheurさん、<私も建築を見るのが大好きで、特に高級住宅街と聞くとわくわくします。>
→いいですよねー。今ほど仕事が忙しくなかった頃は、よく、評判の建物を見に出かけたりしていました。「新建築」という雑誌をぱらぱらめくったり。美術館の建物も気になります。
フランスで、信じられないほどまずい、っていう経験はないけれど、アメリカでは、ヘンリー・フォード博物館のカフェテリアのお魚のクリームパイの生臭さは、私の中でワースト1です。
▲とらionさん、サイト見てきました。昨晩の番組だったんですね。
ライトは若い頃から日本に関心があって、日本に居たとき、浮世絵を収集していたのは知っていたけれど、スポルディング氏というお金持ちのスポンサーがいたんですね。調べてわかりました。
さらに、「スポルディングコレクション」が、10月7日から江戸東京博物館で、浮世絵展として公開されるんですね。ボストン美術館でも公開しないほどのお宝が見れるとは!行ってみます。
昨夏、ボストン美術館で、浮世絵展を見て、質の高さに驚いたけれど、今回はもっと、もっとすごいみたいですね。
こちらこそ、教えてくださってありがとう。
▲katsuraさん、すごいですね。ライトのお弟子さん設計の家とは!どんな邸宅だったのかしら、と想像しています。
バニラ
お家探訪はもっと好きかも~
素敵ですね。
そうか、不安なときは世界中どこでもマックがあるね!
りゅう
フランク・ロイド・ライトというと、
ニューヨーク・グッゲンハイム美術館のイメージがとても強いです♪
おぉ~、一人旅!
ご無事でなりよりです♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ
TaekoLovesParis
▲バニラさん、<お家探訪はもっと好きかも~>
→知ってますよー。だって、大谷美術館、鎌倉文学館、大仏次郎宅、港の見える丘公園の外人ハウス、朝倉彫塑館、、、今まで、バニラさんに案内していただいた所はたくさん。
いつか必ず行く、って思ってます。
▲りゅうさん、<ニューヨーク・グッゲンハイム美術館>
→そうなんですってね。これは、かなりモダンで、おもしろい形でした。数年前、ブログを始める前の頃、行ったので、写真はないのですが。
<ご無事でなりよりです♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ >
→はい、最後の顔文字がいきいきして見えます(笑)
whitesox
aranjues
フランク・ロイド・ライトのことは何度かきいたことがあります。
こんな所があるのですね~~。
設計士と話しをしてると、思考が3次元的なので、しばしば
驚かさせることがあります。旅行に行ったり食べに行ったりしても、
風景やメニューじゃ無く興味はあくまでも建物で、そのプロ意識
にもしばしば驚いたりします。こういう場所には行ってみたいな~~。
TaekoLovesParis
→ 今の建物は、特に空間構成ですものね。そして、設計士さんの
話は都市論や水辺利用に及んだりしませんか?私も建築家の友達の
話を黙々と食べながら、きいています。ライト村は森林浴のような場所で、空気もよさそうでした。