ルーベンスの家

 ルーベンスの家は、ベルギーのアントワープにあります。
ルーベンスは若くして成功した画家だったので、家がとても立派です。
弟子もたくさんいて、自宅が工房になっていました。
これが入り口。屋根には青銅の等身大の彫刻がついています。


 ↓は中庭。手前の花壇は3月だったので、まだ花が植えてありませんでした。

  ルーベンス33歳、結婚して間もない頃、妻イザベルとの自画像。
ルーベンスの生涯に関しては、Ikesanが「王の画家にして画家の王」という
記事を書いて
いらっしゃるので、そちらを見てください。

 

 前回「プラハ国立美術館展」に、ヤン・ブリューゲルの花の絵を載せましたが、
ヤン・ブリューゲルが花環を描いたあとに、ルーベンスが人物を描きいれた共同作品。
  ↓

 


ルーベンス、アントワープといえば、「フランダースの犬」のネロ少年が思い浮かぶ人が
多いことでしょう。
 ↓ネロが見たくてたまらなかった ノートルダム
教会のルーベンスの祭壇画 「キリストの降架」

  

  ここのステンドグラスがとてもきれいでした。

 

 

この記事へのコメント

  • julliez

    ネロの見たかった気持ちが分かるような気がする、美しい絵ですね。
    それにしてもステンドガラスの芸の細かさは素晴らしいですね。
    2007年07月26日 03:05
  • iruka

    ステンドグラスの目的は
    装飾だけでなく、文字が読めない人の為 絵でキリスト教を
    教えたと聞いてます。
    確かに 知らない外国語で書かれたいたら、お手上げです。
    いつの時代も どうたら相手に伝わるが 工夫がいりますね。^^
    2007年07月26日 03:44
  • Inatimy

    「キリストの昇架」の方が、動きがあって好きなんですけど、男性の筋肉美って感じなので、ネロが憧れたという設定には出来ませんよね・・・。
    2007年07月26日 05:32
  • noriko

    おお。
    命を失っている体の重みが感じられる画ですね。
    2007年07月26日 07:14
  • いっぷく

    アントワープで何を見たかな?って思い出したら、
    私設の子供のおもちゃミュージアムを見て、満足しちゃいました。
    地図にルーベンスの家があったけれど行けずじまいでした、
    こんなに立派な家だったんですね。美術学校という趣もありますね。
    2007年07月26日 07:53
  • Zunko

    はじめまして。こんにちは♪
    ここは死ぬ前に必ず行きたい場所の一つでして。。こうしてお写真で見られて、とても感動しています。。貴重なお写真をシェアして下さって有難うございます♪
    2007年07月26日 17:02
  • りゅう

    有名なブリューゲル&ルーベンスの共同作品ですね~
    もしこの作品が先日の展覧会にあったら、
    無理してでも観に行ってました♪(ネロのように!?( ・_・)ん?)
    パトラッシュ~~~
    ぬいぐるみ買っとくべきでした。。。(≧▽≦)b
    2007年07月26日 19:29
  • yk2

    「キリストの降架」のイエスもギリシャ彫刻の様なすごい体つきですよね~。
    最近僕がよく見てるのはルネッサンス美術からパルマ展の図録ばかり辺りなのです~んごい違和感があります(^^;。
    2007年07月26日 21:23
  • かよりん

    ネロ同様私もず~っとこのルーベンスの絵見たくてたまりませんでした。
    Taekoさん、ありがとうございます。
    「パトラッシュ、かよりんもついに見たんだよ!」(笑)
    2007年07月26日 21:57
  • TaekoLovesParis

    nice&コメントありがとうございます(逆順にお返事します)
    ▲「かよりん、私もついに見たんです!」←「レミゼ」に今日行きました。
    まだ感動をひきづっています。昔のより短くなった気がするけど。。

    ▲yk2さん、ルーベンスはこれを描くのに、ミケランジェロの彫刻と、カラバッジョの絵のドラマ性を参考にしたそうです。ルーベンス以前の「キリストの
    降架」の絵では、キリストに体重がないかのように薄っぺらく描かれていたのに、このキリストには重さがあるので、皆がよいしょ、と下ろしている、リアリティがあると、洋一さんから習いました。デビッド・ホックニーの説だ
    そうです。

    ▲りゅうさん、無理して命かけて見に行ったわけですね(笑)
    あ、またパトラッシュのぬいぐるみのこと思い出させちゃってゴメーン(爆)

    ▲Zunkoさん、はじめまして。
    NYさんのところでお見かけしました。アメリカ生活が長いZunkoさんだけど、
    ルーベンスがお好きなんですね。

    ▲いっぷくさん、おもちゃミュージアムっていう選択はいっぷくさんらしい
    ですね。中庭の彫刻が美術学校の雰囲気を出していますね。こういう
    彫刻も参考に、弟子たちに指導していたんでしょうか。

    ▲てんとうむしさん、そう、いっしょに学習したぶん。対角線の構図が動き
    を感じさせますね。
    2007年07月26日 22:53
  • TaekoLovesParis

    nice&コメントありがとうございます(つづき)
    ▲julliezさん、祭壇画ですごく大きいんですよ。そしてこのリアリティでしょ。圧倒されます。さらに、この大きさのルーベンスが3点、この聖堂にあるんですよ。だからステンドガラスが可愛く見えました。

    ▲irukaさん、なるほどね、絵なら文字の読めない人にもわかる。
    細工が細かくて、きれいなステンドガラスでした。

    ▲Inatimyさん、今、もう一度「キリストの昇架」を見てみました。確かに
    筋肉美でした。Inatimyさんの着眼点はいつも知的でユニーク。
    2007年07月26日 23:04
  • miku

    ステンドグラス、絵の部分はもちろんのこと、
    上部の模様もきれいですね。万華鏡覗いてるみたい。
    2007年07月26日 23:36
  • 雛鳥

    実は私も、未だにルーベンスといえばパトラッシュですね(笑)。
    先日のプラハでも、ルーベンスを満喫できましたが、
    こちらの場所はとっても素敵です!
    等身大の像、迫力ですね。さすがルーベンス…。
    ヤン・ブリューゲルとの共作も、柔らかな印象でとてもきれい、
    ステンドグラスも美しく、思わずため息です…。
    因みに私も、先週「レミゼ」見ました♪
    2007年07月26日 23:39
  • pistacci

    書こうとおもったコメント、かよりん会長に書かれてしまった(笑)
    それより、わたしも今日の「レミゼ」行ってたの!そっちがおどろき!
    (あ、昨日になってた・・)
    2007年07月27日 01:34
  • Taekoさん おはようございます。
    いやあ~まいりました。
    これが自宅ですか!!びっくりしました。邸宅というより文字通り 我城(画城) ですね。
    画家は生前は貧乏して没後有名になって絵も高く売れるようになった人が多いと聞いていましたが、例外ですか?
    絵も幸いっぱいですね。手を組んだりして ご馳走様です。と言いたいです。
    2007年07月27日 06:59
  • TaekoLovesParis

    nice&コメントありがとうございます
    ▲mikuさん、「万華鏡」、ぴったりの言葉ですね。

    ▲雛鳥さん、「プラハ展」での「アウグスティヌス」のような迫力を想像して
    ください。それがいくつもある聖堂で、ステンドグラスもあって、静まりかえり。。
    私もどっかで、雛鳥さんがYさまのレミゼをご覧になったという書き込みを
    読んで、「お~雛鳥さんも」って、うれしく思ったんですよ。

    ▲pistaさん、同じ日だったのね!
    あの包み込むような歌声に会長以下皆様が、、わかるなぁ。他の人との
    ハモりかたが魅力。若い旗手アンジョルラス(岸祐二)、赤いベストで元気いっぱい、好感でした。

    ▲kitaさん、<我城(画城)>お上手な表現。まさにそのとおりです。
    ルーベンスは若いときから、富と名声を得て、一生豊かでした。このあたりのことは、Ikesanが書いてくださるので、私はおまかせして(さぼって)います。33歳の自画像でも2人の衣装が実にみごとですものね。
    2007年07月27日 07:57
  • これがあのうわさのルーベンスの絵ですね。
    なんか「フランダースの犬」を思い出し泣けてきました・・・・。
    ステンドグラスもきれいです。
    こんな絵を目の前できればホント本望ですね・・・。
    2007年07月27日 08:08
  • pistacci

    >あの包み込むような歌声
    素敵な感想をありがとうございます!!
    そう、包まれたくて、行くんです。岸さんも、とても良かったですね。
    Taekoさんと、どこかですれ違っていたんだわ♪

    ペルジーノ展の記事、リンクさせていただきました。_(._.)_
    2007年07月28日 20:58
  • TaekoLovesParis

    pistaさん、同じ日ってわかっていたら、「ペルジーノ少年を探せ」
    でしたね(笑)
    隣の人が、休憩になった途端、「またあそこで寝ちゃったわ。
    何回見ても寝ちゃうのよね」と言ってたので、退屈なシーンはどこ
    だったんだろう?と考えてしまいました。
    2007年07月28日 22:14
  • TaekoLovesParis

    範子さま、行ってよかったと思える場所でした。
    それに、アントワープはチョコレートの宝石といわれている店
    「デル・レイ」があるんです。ゴディバより高級なんですよ。
    2007年07月28日 22:18
  • nicolas

    Taekoさーん こんばんはー 
    先日は押し逃げですみませんでした~(*´人`*) 
    最初の門、バチカンみたいですね!青銅の門番何人いるんでしょうか?
    ネロの観たかった絵・・・・考えてみれば今の世の中は本当に贅沢ですね。
    観たいものも自由に遠くにいても観られるし。
    だから余計に人間がワガママになっちゃうのかなぁ。
    この時代の宗教画の後ろには、ストイックな生活の庶民が沢山いたっていう
    ことをつい忘れていますが、それこそ大事なコトなんでしょうね。
    2007年07月29日 00:51
  • Nicoli♪

    アントワープでネロが訪ねた教会に行きましたよ。
    天使の絵がとても好きです。
    2007年07月29日 10:09
  • aia

    私は割と現代寄りの絵画が好きで、古典的なものにはあまり関心がなかったのですが、Taekoさんのブログに出会って、それは食わず嫌いだったかもと気づきました。
    3枚の絵はどれも静かな絵だと思うんですが、ただ静かなだけではない、脈打つ何かが備わってる気がします。漠然とした言い方でごめんなさい。
    2007年07月29日 21:57
  • katsura

    共同作品、お花が負けじときれいに描かれているようで、ちょっとクスッとしちゃいました。
    2007年07月29日 23:14
  • シェリー

    こんにちは~☆
    最近芸術に詳しい皆さんのすごいコメントに圧倒されて
    なかなかコメント欄に入り込めなかったんですが(ノ△・。)
    フランダースの犬は小さいころから見てたから
    ネロが見たくてたまらなかった絵。 最終回を思い出してちょっぴり
    切ない気持ちになりました~ステンドグラスも綺麗ですね~
    2007年07月30日 12:55
  • berry

    ネロが見たくてたまらなかった絵 . . . この絵だったのですね。
    こんな風にきちんと向き合って見たことがないです。
    記憶もあいまいでした。
    (シェリーさんと同じ)わたしも最終回を思い出して . . . シュン

    <若くして成功した画家だったので、家がとても立派です。>
    あの時代は画家は大事にされていたのですね。
    画家で財を成す、なかなかできることではありません。
    2007年07月30日 18:33
  • TaekoLovesParis

    nice&コメントありがとうございます
    ▲にこちゃん、青銅の門番は左に3名、右に3名だったと思う。
    魔除けの意味もあるとか。
    見たいものが(すぐ)見れて、食べたいものが(すぐ)食べれて、ネロ少年
    のことを考えたら、ほんと私たちは幸せですね。にこちゃんレシピの
    フロマージュフレ、おいしくできました。ありがとう。

    ▲Nicoliさん、Nicoliさんも、この教会にいらしたんですね。
    この絵の前に立つと、厳粛な気持ちになりますね。
    私もルーベンスの描く天使の巻き毛と肌のやわらかさに魅せられて
    います。

    ▲aiaさん、<脈打つ何かが備わってる気がします。>
    →とってもすてきな表現!

    ▲katsuraさん、お互いに競いあって、1+1が3になるコラボですか。

    ▲シェリーさん、私も「フランダースの犬」で、この絵のことを知ったので、
    勝手にもっと柔かい絵を想像していました。だから、この絵を見たとき、
    「これをネロ少年が?」と違和感。でもじっと見ているうち、ネロは絵描き
    になりたかったんだから、このすさまじい表現力にうたれたんだろうな、
    と思えてきました。

    ▲MapleBerryさん、当時この絵はすごい評判だったんですよね。
    だから、ネロ少年もいろんな人からこの絵のことを聞いて、見たい!
    と思ったんですよね。この迫力ですもの、評判の絵になるの、わかります。
    2007年07月30日 22:27
  • TaekoLovesParis

    Ikesan,りんこうさん、Rebeccaさん、Travelerさん、niceをありがとうございました。
    2007年07月30日 22:31
  • TaekoLovesParis

    Taddyさん、キリストの姿が生々しくて、、こわいほどでした。
    だから、ステンドグラスを見て、ほっと一息つきました。
    2007年08月01日 01:02
  • ルーベンス、フランダースの犬がきっかけで好きになった1人(^^ ;)
    素敵なお家ですね。
    やはり、周りの景観って描く絵に反映される気がします。
    2007年08月04日 21:37
  • TaekoLovesParis

    おっ、TAROさん、と思って見に行ったら、更新はされてませんでした。
    TAROさんもネロ少年とパトラッシュを読んだり、見たりなさっていたん
    ですね~。
    2007年08月05日 10:29
  • foretーbourgogne

    ルーベンスは、ルーブルの21枚の、マダム・メディシスの連作を見て以来、魅了されている画家の一人。アンリ・キャトルの誕生を描いたと言ってもよいルーブルの21枚を、一時期、ただ、ボーと眺めているのが好きでした。
    城は、アンリ・キャトルに拝領されることで、現在の様相になったようで、日本から見ていると、全く関連もありそうに思えないことが、ヨーロッパでは、その断片が見事に繋がることがあり、それも不思議です。
    アントワープは、私にとっては未知の町ですが、宝飾関係の歴史の中で、モダンなファッションの、ヨーロッパの隠れた発信地でもあり(なぜか、アントワープ出身のデザイナーにステキな人が多いと思ったことがありました……名前はほとんど忘れてしまいましたが)人の心を感動させる……妖精が、まだ、町のアチコチに隠れているような……気がします。
    2007年08月07日 00:00

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