パリの3ツ星レストラン「アルページュ」のオーナーシェフ、アラン・パッサールが来日。
東京プリンスホテル、パークタワー33Fのレストランで腕前を披露した。
彼の料理は、野菜を中心とした健康志向。その美しさから「芸術作品」といわれている。
私が行った日曜日は、ガラス張りの33階の部屋に陽がいっぱいにはいってくる温かい日。
まずは、シャンパンから。
パッサールが選んだRM。「ビルカール・サルモン」。ふくよかでしっかりとした味わい。
「写真撮りたいです」と言ったので、「こんなふうでいいですか?」とソムリエ氏が
ラベルを見せてくれているところ。
アミューズ…こだわりゆで卵のメープルシロップ風味。(下のデッサン参照)
前菜1…オルレアンマスタード仕上げのハス、ゆでキャベツなど白い野菜のサラダ
前菜2…ホタテ、トリュフをくるみオイルで
前菜3…有機野菜のリゾット…一番上の写真です。色がきれい!リゾットはまんなかの白。
メレンゲであえてあります。
メイン…まとう鯛の月桂樹風味
チーズ3種
デザート1…さくらんぼのキルシュ漬け入りピスタチオグラタン(ふくらんでないスフレ)
デザート2…マカロンなど小さな焼き菓子
以上のコースが1万円、シャンパン1800円、ワイン各2000円
ワインはコレ→
いずれも今日の料理のために、用意されたものだそう。
「赤ワインのラベルの下の方に、ワイナリーの電話番号が書いてあるんですよ。
ほら、おもしろいでしょ」とソムリエ氏が説明してくれた。どこを見ても金バッジのソムリエ氏。
こんなに大勢。このフェアのために召集されたのかな?
どのお料理も、個性的なソースが抜群においしかった。
デザートが終る頃、アラン・パッサールが各テーブルを「おいしい?」ときいてまわる。
私の横にも、どかっとすわって、メニューにアミューズのゆで卵の絵を描いてくれた。
「とってもおいしかった。3月某日にパリのお店の予約を」と言ったので、「お~係りをよぶから」
とにこにこ顔だった。
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この記事へのコメント
julliez
凄く羨ましい・・・。
ビルカール・サルモンは本当にキレイな美味しいシャンパンを造っていますね。でも、残念ながらRMではなく、RM並に生産量の少ないネゴシアン(NM)です。
マルヌでピノノワールを中心に、非常に丁寧にシャンパンを造っていることで有名ですが、1959年のスペシャルキュヴェ「ニコラ・フランソワ」はクリュッグやドンペリを差し置いて専門家のテイスティングでトップになったんですよ。
で、お料理にとっても合ったでしょうね。
ご馳走様でした♪
TaekoLovesParis
パッサールが、自分の料理のために契約しているぶどう畑と言っていました。この日のシャンパンは、コレといつものクリュッグだけ。
<で、お料理にとっても合ったでしょうね。>
→お皿が来る前に、なくなってしまいました(笑)。だからアミューズは白ワインと共に始まりました。
お料理は、量が少なくて、チーズ盛り合わせといっても、トリュフのような
薄切り。私には物足りなかった。でもワインのおいしさが光っていたので、
満足して帰りました。
シェリー
「ベレッシュ」もとっても飲んでみたいのだけれど・・・
こちらも飲んでみたい(><)あぁ~また幸せな悩みです(笑)
お料理は本当に健康志向という感じでなのすね。
私本場のフランス料理はずっとこってりしているイメージだったけれど、
そういうのはもう古いのでしょうか(笑)?
でも・・・パリのお店の予約をするTaekoさん☆カッコいいなぁ(*~o~*)
ということは・・・3月にはまたパリの素敵なお話が聞けるんですね~
楽しみだなぁ~チョコ店巡り編も是非お願いしま~す(笑)←気が早いですね(笑)
バニラ
目に浮かびます。
でも確かにお料理の量はかなりコンパクト? この倍は食べられそう!
3月はまたパリですか。今度はどんなお話を伺えるか今から楽しみです。
miku
パリのお店とは、量や味を
変えてたりするのでしょうか?
yk2
パッサールさんご本人にそんなふうに云ったんだー。
それにしても野菜嫌いのtaekoさんがこの写真のお皿でよく平気でしたねー(笑)。
シャンパンは別に飲んだ味わいを競うものじゃないでしょう?。
僕は飲んだことのないシャンパンは何でも飲みたいです。当然、ビカール・サルモン、いつか飲みたいと思ってます。
>「ベレッシュ」を強烈においしい!とインパクトある表現で
>ほめてる記事をアップしていたので
でも、優雅なレストランで優雅に過ごすには、優雅なシャンパーニュが似合ったでしょう?。
僕はいつもカジュアルだから、溌剌とした味わいのベレッシュが気に入ったんだと思いますよ。
TaekoLovesParis
多分、私はその日曜日、優雅よりカジュアルに過ごしたかったんですよ。
だから、yk2さんのベレッシュがうらやましく思えてならなかった。生ハム
がうらやましかった。
野菜づくしは想定外。量が少ないから友達が喜んで私の分も食べて
ました。こういうのは、メニューよく見てから来るべきだったと反省。
パンとワインでつないでました。絵画のような一皿、一皿は見ていて、きれいでした。
雛鳥
ヘルシーでとてもおいしそうです!
ゆで卵のメープルシロップ風味…初めてです、味が想像できません…。
アラン・パッサールさんは、さすがに名前は知っていますが、
とても気さくな方のようで、楽しそうですね。
お料理は量が控え目なようですが、おいしいワインを楽しむには、
主張しすぎずに良さそうですね。
こんな優雅な休日を過ごされるTaekoさんが羨ましいです!
更に3月にも渡仏のご予定なんですね。楽しんできて下さい!
TaekoLovesParis
▲シェリーさんへ
そう、あれか、これかと幸せな悩みの時間ですよね。私も時々、味を想像してにんまりしたりしています。
実は、私、このお料理には、拍子ぬけしたんですよ。もうちょっとドッシリを
期待して行ったので。おなかもすいてたし。。でも、これだけのお料理を
考えだす能力はすばらしいと思います。財界の著名人たちに愛されている
というのもうなずけます。
伝統的(トラディッショナル)なフランス料理はソースが重いですが、
最近のはやり(ヌーベル・キュイジーン)は、こういう軽い素材とさわやか
ソース。
3月はちゃんと、日々のチョコ記録の写真撮らないと。サロン・ド・ショコラ
のために上京しちゃったシェリーさんのために(笑)
▲バニラさんへ
そうなんですよ。私には量が、、。雛鳥さん向きかと思いました。
(勝手に決めてる)
バニラさんなら野菜好きだし、お料理得意だから、マネできちゃうかも。
▲mikuさんへ
パリのお店と同じかどうか、、調べてないからわからないので、
行ってからご報告しますね。
友達から3月某日、パリでの夕食のレストランを予約するべしと、特命を
受けていたのを思い出し、「ここで予約すればラク」って、実は単なる
思いつきでした。
TaekoLovesParis
たった今、雛鳥さん向きって思って、バニラさんへのコメントに書いたとこ
でした。
ゆで卵はもちろん半熟で、下の方がメープルシロップ。「上下混ぜないで
食べてください」とご注意が。つまり、最後にほんのり甘みが感じられる
ように、という配慮。
卵とメープルシロップだから、パンケーキがない朝ごはんの感覚です(笑)
3月はオペラ座で歌舞伎。
berry
それにしても、わたしの愛する野菜中心の料理に思わず微笑んでしまいました。
えっ? Taekoさん野菜が苦手なの?
わたしは野菜がいっぱいある料理をいただけたら最高にシアワセです〜♪
春にはパリでお食事ですか . . . いいなぁ〜♪
その時の料理も楽しみです。本当に彼の料理は芸術品ですね。
ムーミン
野菜が中心でヘルシー、身体にも良さそうです^^
お料理の量が少なかったようですが、ワインには
あっていたのでしょうか。
3月はパリのお話ですね、楽しみです~。
りゅう
写真はもちろん、メニューを見ただけでよだれが(笑)
ワインもとても魅力的です。
ゆで卵のお味が気になります♪(=^_^=) ヘヘヘ
Wino
BSではじまるディナー!夢のようです。
パリのお店も楽しみですね。
nicolas
どんな感じに仕上がってるんだろうって・・想像しただけで楽しくなりました。
お料理のメニューって、つくるのも想像力駆使するんでしょうけど、
メニュー読んでその内容を想像する楽しみは、その場にいない
食いしん坊の、鼻を喉を、胃袋を思う存分刺激してしまいますよ~!
アラン・パッサール氏のパリ店にご予約!?すごーい、ウラヤマシイ♡
TaekoLovesParis
▲berryさんへ
アイコン、変わりましたね。「あれっ?」って思いましたよ。カナダの旗に
代わってにメイプルシロップいりのカクテル?
berryさんも野菜派ですか。八ヶ岳の新鮮野菜で夏は元気一杯ですね。
▲sakikopさんへ
パッサールは、卵の絵、ささっと描いたんではなく、かなり、ゆっくり、真剣
に描いていたから、きっとマーケ的にこうした方がいいとアドバイスを
うけたんでしょうね。お客様相手の仕事だから、こういう細かい努力も
必要なんですね。
▲ムーミンさんへ
私はポテトチップが大好きなので非健康的。
絶対、自分で作れないものをレストランで食べるのが大好きです。
フランス料理の本格的ソースは作れないですから。
でも、イタリアンで自分で作れそうなパスタだったりすると、「しまった」
って思います。ムーミンさんは?
▲りゅうさんへ
そろそろワイン解禁って言われる頃ですか?
このゆで卵が、パッサールのスペシャリテで、ディナーコースでも突き出し
で、出るようになっていました。フランス料理は、オムレツもそうだけど、
卵を大事にしますね。
▲Taddyさんへ
シンガポールの料理店での話、興味深かったです。何気なくぬかして
しまったんでしょうけど、それで、Taddyさんというお客様を失いましたよね。
さらにTaddyさんが連れてきてくれるであろう見込み客もね。
アメリカで「Cheese Cake Factory」っていうチェーン店があるんだけど、
(知ってる?)そこで私が半分以上、残したら、お店の人が「まずかったか?」とききにきたので、びっくりしました。だって、アメリカの量は半端
じゃない。なのにうっかり2皿頼んだから。。。
▲winoさんへ
BSって略されるほど有名なんですか?じゃ~よかったです。そんなのが
飲めて。(←初心者らしいコメント)
▲にこちゃんへ
どれもとても繊細な仕上げ。手がこんでいると実感できます。
まとう鯛は一口、口にいれたら、ほわ~っとロリエの香りが。こんなに
するには、よほどたくさんのロリエをおいて蒸したのかな?と思ったら、
皮と身の間に切り込みをいれて、ロリエを挟みこむんだそうです。だから
香りがとっても浸み込むんですね。お料理上手のにこちゃんなら使えそうなテクでしょ?
匁
やっと パークタワー33Fにたどり着きました。すでに舞い上がってのぼせています。
こんな高いところに昇ったのは前回初日の出を拝んで以来2度目です。
まずシャンパンを飲ませていただき、綺麗に飾ったお料理をいただき、
お味がどうかは全くわかりません。
なにやらシエフとTaekoさんがフランス語?で話されているのはうっすら覚えていますがボ~として夢の中のようです。
1階に下りてきて外の風を受けた時正気に戻りました。
また、一つ楽しい思い出が残りました。
かよりん
Taeko様はセレブだぁ!
3月のパリのお話も楽しみにしています。
noriko
3番目の写真は陶器のお皿の上にガラスのお皿でしょうか?
美しいですねぇ。。。。。
パッサールさんの手書きのイラストもnice!
ワインはシャンパーニュ→シャブリ→シノンなんですね。
なるほど~。
3月のフランスのお土産話楽しみです。
TaekoLovesParis
▲kitaさんへ
33Fへの仮想体験レポートに笑わせていただきました。
<お味がどうかは全くわかりません。>
→特にココがおかしくて。。
おもひでにしていただけてありがとうございます。
▲かよりんさんへ
かよりんさんみたいな観察力と文章力があったら、パリでのようすも
うまく伝えられるんだけど。。。
▲このお皿、ガラスの深皿。下のクロスの白が写ってるんだと思う。
柄のきれいなお皿でした。お水のグラスは赤いバカラ。
てんとうむしさん、ワインとチョコだけでなく、野菜好きなんですね。
katsura
フレンチ、食べていないですね。おいしいワインも飲みたいです。
しかし、3星クラスのコースで1万円ですか。。
円安の今、世界で一番「食」のコストパフォーマンスがいいのは、東京かも知れませんね。
こちらでは普通、150ユーロはしそうです。。
TaekoLovesParis
2時間かかるのが、忙しいときは辛いかも。。
TaekoLovesParis
一番お得。アラン・パッサールもパリで夜ごはんは多分3万円以上
すると思います。200ユーロで32000円ですものね。
夏に帰省したパリの友達が、ファミレスでの和食の写真を見せて
これが10ユーロ以下というと皆すごく驚いたそうです。
円にはもっとがんばってほしいですよね!
Nicoli♪
食器も素敵ですね。
TaekoLovesParis
ずっと同じ器でとおすより、時々違うのが出てくる方が目に楽しいですね。
TaekoLovesParis
いるっていう感じ。タイミングがいいんですね。見習わないと。
はい、食器も美しかったです。最近はどのレストランでも白い食器が多い
ですね。
TaekoLovesParis