2003年夏、パリのオルセー美術館に行ったとき、小さな部屋で特別展として、アールヌーボー
の家具、特に椅子がいろいろ展示されていました。
これは、そのとき買った絵はがき。
オルセー美術館所蔵の1900年代の椅子です。 (Siege はフランス語で椅子)
どれもとても形が美しい!
1行目:左端は、パリの地下鉄の駅入り口のデザインで有名なギマールの作品。
2番目は、ガラス工芸で有名なエミール・ガレの作品。右端もギマール。
2行目:右端、ベルギーのヴァン・デ・ヴェルデ。アールヌーヴォーの代表格の人。
3行目:2番目、椅子の作家で有名な英国のマッキントッシュ
3番目、ウィーンのコルマン・モザー(私のブログの1900ウィーン展で紹介),
4番目 同じくウィーンのカールスプラッツ駅の建築で有名なオットー・ワーグナー
4行目:右端、マッキントッシュ
デザインって出来上がったものを見ると、「いいなぁ!」と思うけれど、
どれもそれを作るためにかなりの労力が費やされている。
この写真の「くだもの椅子」も、数ヶ月かかってこの形におちついた。
うちの家族の15年前の作品です。
この記事へのコメント
ディック
この魅力は一体なんなのだろう。。
マルヲ
そしてこの「人」が座らない、「くだもの」のための椅子!
こういうステキな発想が出来て、それを作ってしまう家族がいるのは羨ましい♪
24見ながらも、Taekoさんのブログも見てますよ^^
イスもこれだけ並んでると壮観ですねぇ~
私だったら何がいいかな?
観賞用だったらガレだけど、
ギマールもいいな♪
なんて買えもしないのに
(というか、値段はつけられないんでしょうか?)
あれこれ考えちゃいます。
Taekoさんのお好みは?
lie
Bonsoir!
椅子!
私はモダンデザイン志向派なのですが、もっと古い椅子もやはり興味深いですね。
オットー・ワーグナーのりっぱな本も日本ででていますが、なかでも郵便貯金局の内部等はとてもモダンですよね。
TaekoLovesParis
みなさんのイメージで椅子を選んでみました。
①TaddyさんがWagner を選ぶ、そうだと思ってました。あまり装飾的な形は
お好きじゃないでしょ?これ、すわり心地よさそうだし。
②ディックさんは、まだブログ全部読んでないから、どんな趣味かわからないんだけど、オーソドックスはありえないと思うし、、4列目左端Behrensはいかが。
③マルヲさんは本を読むのに肘掛があったほうがいいから2列目右端のヴァン・ デ・ヴェルデでどうでしょうか?
④Lahiri さんは堅実にギマールをお選びですね。
⑤私はコルマン・モザーがいいなと思っています。
TaekoLovesParis
オットーワーグナーの貯金局、知りませんでした。
駅とシュタインホーフ教会(モザーのステンドグラスがある)しか見てなくて。。
デザイナーのLieさんに椅子について何か教えていただくたびに行きたいところ、見たいものがふえて、わくわく。
モダンといえば、以前ハーマン・ミラーのいすを使っていたのですが、イームズ
と似ていませんか?
lie
夜中にBonsoir!
ハーマン・ミラー社、という私の認識でした。
1940年代にジョージ・ネルソンがハーマンミラーでデザイナーをしていて、その後彼がイームズをハーマンミラーに紹介したような記憶があります。
今でもイームズの椅子はハーマンミラーで購入できます。
ジョージネルソンが活躍していたころ、フランスにもモダンデザインの家具をデザインする人物がいました。
青山のミッドセンチュリーモダンというお店でその作品(商品)を見たことがあります。ちょっとお高くて買えませんでした。デザイナーの名前をど忘れしましたので、思い出したらまたお知らせしますね。
http://blog.placeplus.jp/blog/
TaekoLovesParis
うちで「ハーマンミラーのいす」と呼んでいたので、デザイナーの名前と勝手に思い込んでいました。会社名だったのですね。
ミッドセンチュリーモダンのサイトも見ました。お店の写真がでていたので、
いつも車からよく見かけている店、ってすぐわかりました。小さなお店なのでインテリア小物を売っている店と思い込んで、、今度寄ってみます。
りんこう
僕もアールヌーヴォーには興味があるのですが、こうも椅子が並ぶと壮観ですね。
Taeko さん。僕に似合う椅子はどれでしょうか?
折りたたみ式のパイプ椅子でしょうか?
TaekoLovesParis
、しゃれた軽い感じでユニーク、軽妙なものがお好きなりんこうさんにです。
「え~、折りたたみ式パイプ椅子の方がいいよ」なんておっしゃらないでね(笑)
いっぷく
TaekoLovesParis
しかも「くだもの椅子」を選んでいただいて。
いっぷくさんは、モノをおつくりになるから、いすの高さひとつだって、
ああだ、こうだと悩み、果物を置く漆の皿に彫った線を入れるか、
、皿のカーブは、、と悩んだプロセスがおわかりだと思います。